Starade Bianche 2017/3/4

イタリア、シエナ。 Starade Bianche。
127kmのレース、なんとチームメイトのSharaが6位!!
私は彼女のために何もできませんでした。。。
51位 / +8’41”、今日も無事にゴールしただけ。
もう、クラッシュなしで、ゴールまでたどり着くだけで精一杯でした。

 

前日の試走である程度、こうなることは予測できたので、
クラッシュもなく、ゴールできただけで
良くも悪くも今日はこんなものかな。
と少し甘いですが、許してください。

それくらいハードで、サバイバルで、
自分史上のベストハードレースをまた更新しました。
こんなレースがあるのか!と。

みなさんもご存知の通り、
グラベルを普通のロードバイクで走るこのレース。
126km中、そのグラベルが約30km。。。
しかも平坦もありますが、
斜度が15%を越える上りや下りも登場します。
そしてもちろん車1台分の道幅。。。
プロレースじゃなかったらいろんな意味で絶対ロードバイクでは走りたくない道です。

つまり…..。
はい。簡単に予想できることが、
本当に簡単に起きます。
パンク、クラッシュに始まり、
グラベルの横に落ちたり、はまったり。
あらゆるメカトラでプロトンの中でいきなりストップしたり。

そして、みんなそれを回避するために
グラベルセクションに入る前は
強烈な位置どり。
わかってても前に入れない。
いつになったら入れるようになるねん!
と自分にツッコミをいれる日々です。

そして1番長いグラベルセクションの上りはじめで、結構前の方で大クラッシュがあり、
その後ろは全員堰きとめられ、
クラッシュした選手は横の大きな溝(1mくらい下)に落ちてました。
そこでプロトンはバラバラ。前にいれたのは
今日のエースのSharaだけ。
まずはチームメイトのところにジョインして、
一緒に前を追おうとしたところで、
Roxyがプロトンに囲まれたモトがいきなりスタックして、突っ込んでクラッシュ。
他のチームメイトもグラベルをうまく走れず、
とにかくSharaのプロトンまで誰かが追いついくのがベターなので、
私はちぎれた小さな集団でとにかく前を追います。

グラベルを出たところで、チームカーの隊列に入り、前を追うのですが、
前のプロトンは緩んでないようで、
なかなか追いつきません。
いくつかのチームカーにも抜かされ、
後ろを待つか、脚を使ってでも前に近づくか迷いましたが、
ここで消極的になる必要はないので、
とにかく少しでも前を追います。
(よくチームカーを使って追いつけばいいとか、うまく使えと言いますけど、普通に、無理です。。。普通にチームカーは、つけないスピードで、バンバン選手たちを抜いていきますから。。。)
マジかよーと思いつつ、結構時間も力も使って、プロトンに追いついたころには、
雨が降り始めていました。

 

グラベルの洗礼に加えて、雨の洗礼。
ヨーロッパのレース、大満喫です!

そして、私が追いかけてる間に3人の逃げができていたので、
いくつかのチームがみんなで追い始めました。
私たちは仕事しなくていいのですが、
全然楽なペースじゃないです。。。

そして、90kmあたりで、
まさかの私もメカトラ。。。。
路面の悪い場所で完全に
インナーとフレームの間にチェーンが噛んでしまい、
チームメイトに押してもらいながら、
走りながら直そうと試みたのですが、
治らず。。。
完全にバッドラックでした。
チームカーを呼んで、止まって、
手で直してもらった時には、
チームカー最後尾の救急車よりも後ろ。。。。

当たり前ですが、
絶対、諦めない。と強く決めてるので、
まずはどれだけ脚を使ってでもプロトンに戻ることに。

まずは、チームカーの隊列の最後尾まで。
私たちのチームカーが16番なので
それ以上前には行けません。
そして、さっきも言ったように
前のプロトンが緩んでいれば、チームカーも詰まってくるので間を抜けれますが、
そうでなければ、前のプロトンに合わせて
チームカーは無情にも、遅れた選手を抜いていきます。

ちょうど、プロトンでアタックがかかっていたかペースアップがあったのか、
ようやく見えてきたプロトンは既に2つに分かれていました。
やっと追いつけたプロトンは、
ちぎれたグルペットでした。

メカトラがなければ、普通に前のプロトンで何が起こったか見れたなあ。と思いつつも
メカトラを起こすバッドラックを引いたのも
自分の責任。
メカニックさんは、すぐに直してくれたし、
できる限り前まで連れていってくれたし、
本当にヨーロッパで走るってこういうことかーと日々まさに生の体験を通して、最高の勉強です。

グルペットでも、最後まで気持ちを切らさず
少しでも前でゴールするように走り、
最後はあのSienaの有名な広場へ続く上りで、
最高の歓声を浴びながら、ゴールにたどり着きました。

まさに「たどり着く」
ゴールすることだけで今の私には精一杯な
ヨーロッパクオリティのレースです。

今日は、逃げができそうだったらフォローしてって言われて、それが一回できただけで
それ以外は何もできなかったなあ。と今日も反省。

それでも、チームのエースSharaは、
最後1人でとてもアグレッシブに戦って、
ラスト300mでキャッチされたけど
6位という本当に素晴らしい成績。
ワールドツアーで、6位かー。
そんなすごいチームメイトをいつでもアシストできるように、
まずはそこまで行くのが、これからの近い目標です。

さて、今日でまずは1週間で3レースが一区切り。
シーズンイン最初から濃密な1週間でした。

2月中旬のキャンプから始まった
ヨーロッパでのレース、生活。

諦めない走りや、位置どりや下りなど良くしようといつもトライしてること、
常により良い走りをしようとしてること、
そういうことはスタッフさんもチームメイトも見てくれていて、
慣れない英語でフランス人のチームメイトが
良くなってるよ!Good Job!とか言ってくれるのがすごく嬉しかったり、そういうことが何よりも励みです。
4年前の世界選手権、イタリアのフィレンツェで、初めて走ったヨーロッパのレース。
あれから4年。
イタリア、シエナ。

4年後に Starade Bianche というレースを走ってるなんて想像もしてなかったなあ。
走りたい走りたくないも分からなければ、
そもそもこんな世界があることも知らなかった私。
素晴らしいレースを走ってる歓びに
心から感謝して、
不思議な人生を今日も全力で走ってます。

イタリア、フィレンツェ、シエナ、
レースじゃなくてまたゆっくり行きたいなあ。
とつぶやいて、また次のレースに向けて準備します!

全てを力に変えて、
與那嶺恵理は進みます!!

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