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トレーニングキャンプが無事に終了しました!

短いようで長かった1週間のチームトレーニングキャンプが無事に終了しました!

私にとって初めての経験である、シーズンイン前のキャンプ。
行われた場所は、スペイン Cambrils という場所にある
Cambrils Park Sports Village というリゾート地。
夏は、ビーチがすぐ近くにあるため観光客で溢れるようですが、春先のこの時期は、多くのサッカーやラグビーそして自転車チームが合宿を行なっていました!グラウンドやジム、食事のビュッフェも充実していて、宿泊施設は全てコテージタイプ。キッチンや調理器具も揃っていて、それぞれのベッドルームにシャワーとトイレもあり、とにかく過ごしやすい環境でした!

 

また、ロードワークで使った道は、舗装もキレイで、上ろうと思えばいくらでも上れ、ローリングしている大きな道も安全にトレーニングできる道がいくらでもありました。
気候も15℃前後で、ウォーマーとベストがあれば大丈夫なくらいでとても走りやすかったです!

そして、肝心のトレーニングは、というと。
結論からいうと、トレーニング量の少なさの驚き、シーズン前にこうしてみんなで過ごすことはいろんな意味で大事だなということがわかりました。

まずは、チームトレーニングキャンプとはどういうものかが、全くわかりませんでした。
一緒にみんなでトレーニングするのか、強度はどれくらいなのか、トレーニングメニューがあるのか、などなど。
周りを見て、わからないことは聞きながらスタートしました。
しかし、困ったことに昨年の話では、全て英語を使うと言っていたのに、よくある理由で今年も全てフランス語でいくようで。。。
オージーのSharaは、フランス語わかるし少し話せるようですが、オランダのRoxyと私は毎日、?マーク。
ミーティングや重要なことは、英語で教えてくれるのですが、普通のおしゃべりが全くわかりません。
そして、わからない私たち2人にいちいちゼロから説明してくれる訳もなく、英語も話せないので、正直困りました。
ただ、そんなことに文句言ってる場合でもないし、やることは変わりません。

チームで一つでもいい結果、一つでも多くポディウムに乗ることを目指すために、私は何をするかだけです!

今年からトレーニングデータを解析したり、トレーニングのアドバイスをくれる大学生のスタッフが増え、毎日ガーミンのトレーニングデータを落としていました。
しかし、とにかくトレーニング強度と時間が少ないのです。
選手それぞれ脚質もレベルも違うので、誰かに合わせるというのは難しいのですが、
トレーニングストレススコア(TSS)が、全く私には足りませんでした。
スタッフとパーソナルコーチと話して、
足りない日は、みんなとのトレーニングが終わってから、エキストラで走りに行きました。
それでも私からするともっと走らないといけない時期なのですが、とにかく練習しすぎだ、そんなに練習しちゃダメだとマネージャーに言われる日々。。。
でも彼らもエリのために良かれと思って言ってくれているし、私もチームのために走れるコンディションを作るためにこれだけやるんだよ、とお互いの主張を何度伝えたことか。。。

そんな中でもチームメイトと普段はどういう練習してるの?など情報を交換しあったり、一緒に同じメニューで走ることでどの選手はどういうタイプで、どういう走り方で、などたくさんチームメイトのことを知ることができました。
新たに2人のトップ選手が入ったことでチームの雰囲気も変わり、トレーニングだけじゃなく、それ以外の時間も共に過ごすことでそれぞれの性格や考え方、取り組み方も知ることができました。


そして、スタッフさんも今年から増え、バイクメンテナンス、マッサージ、ミーティングなど、私たちがいいコンディションでレースをできるようにしてもらっていることは、本当に助かりました。
ありがとうございます。

フランス語なので100%理解できてるわけではないのですが、全体でのミーティング、マネージャーとの個人ミーティング、ディレクターとのミーティング、とにかくミーティングが多かったのですが、
それも回を重ねることによって、相手がどういう風に考えているのかやどういう人なのかを理解することができ、それに応えるために自分は何をすればいいか、何をしたいか、を考えることができました。

もう一つは、わからないことやできないことがあればすぐに聞くこと。さらに、聞かれたらしっかり自分はこう思うということを言うこと。これが本当に大事なことを身を持って感じました。
聞かない、言わない、はのちのち大変なことになるので。。。

特にお互いフランス語のわからないオランダのRoxyと話をする機会が多かったのですが、

ラボバンクで5年走ってきて、また最強の選手揃いのオランダという国でトップを走っている彼女との話は、トレーニングのこと、考え方、それ以外のどうでもいい話も含めて、学ぶことがとても多かったです。
そして、I like it とl don’t like it をよくはっきり言う彼女が新鮮で、嫌味を感じさせないところが素敵でした。
(※フォークとナイフの使い方も指導してもらったのは、ここだけの話です。)

この1週間という短いようで長いトレーニングキャンプで、
もちろんトレーニングもですが、文化の違い、言葉の違い、考え方の違い、モチベーションの違い、たくさんの違いがあって、
その「違い」=「differences」の受け入れ方も違い。
ストレスを感じないといえば嘘になりますが、私も負けないくらい自分の世界を持っているので、流されることなく、自分のペースで過ごすことができました。

ちなみに、
ガールズトークは万国共通で、
私が集団行動が苦手なのも、日本だけでなく、フランスでも同じことが証明されました。
一番嬉しかったのは、SharaとRoxyに言われたYou always look happy and smile like sun って言われたこと。
で、オランダにいると太陽見えないからいつもポジティブでいるのは無理よ!ってはっきり言ってたのも面白かったです。

そう。
I can change myself, I can’t change someone else.

まずは、春先のクラシックレースから始まる今シーズン。
自分に向いていないコースな分、たくさん学んで、エースをヘルプして、チームがポディウムに乗れるようにチャレンジしていきます!

最初のレースは、
2/26 Omloop Van Het Hageland です!

まずは、しっかり仕事できるように調整していきます!

全てを力に変えて、
與那嶺恵理は進みます!

FDJ Nouvelle-Aquitaine Futuroscope
Eri Yonamine