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MTB

Road trip From California to Colorado

 

さてさて#eristrip 後半戦!

Day 5 ー Grinduro からの一日ドライブ

さて、Grinduro の余韻に浸って、
みんなでQuincyの街でアメリカンブレックファーストで腹ごしらえした後は、
それぞれの次の目的地に別れました。

そう、私を含めた
社長、テースケさん、須崎さんの4人は、
大きなバンに自転車と荷物を詰め込んで
コロラドまでのロードトリップです!

なんとカリフォルニアからコロラドまでは約1000マイル!
この日は、まずは途中のソルトレイクシティまでを目指します。

そう、広い広いアメリカ。

ずーっとずーっと、
ただひたすらに、ハイウェイを走るのみ。

大自然の中に、道だけを人が作った感じ。
人の気配も、生き物の気配すらない中を、
どこまでも道が続いています。
アメリカの開拓精神って本当にすごいなあと感心しながら、
途中何度かガスストップとトイレストップで休憩して。
ネバタ州を抜け、ユタ州に入り、
日没が近づいた頃。

この日の唯一の目的地。
Bonneville Salt Flats へ到着!!

車やモトのスピード狂やマニアには
たまらない聖地みたいで。
何も知らない私だったら、素通りしてしまいそうなところに、
ハイウェイから下りて向かう看板がありました。

ハイウェイから外れて、進むこと約10分。

四方、何マイルも何もないただ真っ平らな場所に続く道の先端まで行くと、
そこは水が干上がったのか、塩が満ちてきたのか、
砂浜でもない、氷でもない、地面が続いてました。
例えると、塩でできた砂浜みたいな感じ。
なんでこんな海もないところに。

ああ、これがまさにソルトレイクなのかあ。
と、また自然の不思議に感心。

キレイとか、スゴイとか
そんな言葉で表しようのない景色に、
圧倒されました。

この場所に来たからどうとか、
人生観が変わるとか、
そういうのは特になくて。
ただただ、こういう自然に触れることで、
私なんて、人間なんて、いろんな事が、
ちっちゃいんだなあと改めて思い出して、
マイスイートメモリーに保存しました。

そして、そこからソルトレイクシティはすぐそこ。
着く頃には、すっかり日も落ちて、
またローカルのブルワリーレストランで
ビールとアメリカンフードでお腹も満たして。
この日は、モーテルで就寝。

Day 6 ー Salt Lake City から Fruita

この日も朝はカフェでコーヒーからスタート。
とりあえずカフェ。別に行かなくてもいいんだけど
毎朝訪れておきたい、
カフェで過ごす時間が大好きなのです。

そして、朝ごはんとランチを
街のフレンチスタイルのベーカリーで買って、
今日のロードトリップがスタート。

おっと、その前に
パタゴニア(業界アメリカ人の制服らしい)のアウトレットが
Salt Lake Cityにあるということで、
みんなでお買い物♪
アウトレットだけに、良いものが安い!
思い思いにお買い物できて、みんなホクホク顔で、
今日の目的地であるFruitaへ!!
約4時間のドライブでした。

Fruitaでは、私たちのコロラドファミリーであるテツオさんと合流して
ライドする約束をしているのです!

Fruitaもコロラドなのですが、
いつも私たちが滞在するサミットカウンティからは、3時間くらいのところにあり、
社長がどうしてもみんなを連れて行きたい!
という素晴らしいトレイルのある場所なのでした。

そして、無事にテツオさんと15時頃に合流。
はい。着くや否や、まずはライドから始まる。
そんな旅であります。
日没まで時間ないということで、
近場のトレイルで。って話だったのが
あっちも行きたいこっちも行きたいで、
結局お腹いっぱいトレイル堪能♪

 

さらに!夜は、火を起こして、キャンプ!!
寒いんだけど、キャンプ。好きなんだよなあ。
何も食料の準備をしてなかった(※ビールとスナックは常備)私たちに、
テツオさんが、出汁の効いたカレーと炊き込みご飯に、
きんぴらゴボウなどおかずを持ってきてくださっていて、
最高のご馳走でした!

なぜか私が唯一、海外で「あ、食べたいなあ」と思うのが、
出汁の効いたカレーうどんなんです。
まさに食べたかったお出汁カレーが美味しすぎて、
美味しすぎて、無言で食べてしまいました。
いつも本当にご馳走さまです、テツオさん!

Day7 ー Fruita EPIC ride そしてBreck Brewer

この日は念願のEPIC Ride!!!
まずは須崎さんのMTBを借りに、レンタルショップへ。
おっとその前に、ここでもまずはカフェから。

須崎さんは、実は今回初のMTBを借りて初のMTBライド!
そんな初ライドが、ここFruita!!
もうね、こんなところでMTB乗ったら、他で乗れないんです。

というわけで、そんなライドの様子は、
言葉よりも写真でお伝えいたします。
このスケール、自然で遊んでる気持ち良さ。
行かないと、その場所に立たないとわからないのです。

たっぷり5時間くらいのEPIC Rideで心地良い疲労感でお腹いっぱいになったあとは、
いざテツオさんの住む、Breckinridge へ!
毎年夏の間お世話になってる場所なのです。

そして、この日の晩ごはんは
私がビールをこんなにも好きになったBrewryとも言える、Breck Brewry へ。
ここで、ビールとナチョスを食べるのが、
私の定番なのであります。

あとは、ずーっとずーっと応援してくれてる
ここのバーテンダーのデイブに会うのも
今回の旅のミッションのひとつ。
一年ぶり再会で、去年のオリンピック見てたぞ!って。
1年ぶりとは思えない毎日来てるように
Fruitaのトレイルどうだったとか話をしながら、
どんどん飲め飲めってスペシャルビールが出てきて。
嬉しくて、嬉しくて、飲んじゃう私。
嬉しかったなあ。

というわけで、この日も最高の一日だったなあ。

Day 8 ー 予定は….急遽Fry Fishing!!

昨夜に、私が美味しいビールに浸っている間に
なんと隣町のFriscoに住むジミーさん良子さんご夫婦から、
Fry Fishing明日行こう!8:30集合で!って連絡があって、
まさかのここで、念願の!初Fry Fishingへ!

ジミーさんは、Fry Fishingのプロガイドであり、超凄腕ガイドなのです。
去年のリオオリンピック後に、絶対行こうって言ってもらってたのですが、
急遽フランスへ旅立つことなり、行けなかったのでした。

まずは、ジミーさんの釣りショップで、
釣りの券を購入して、いざコロラドリバーへ!

1人ずつ竿をお借りして、
目が良くても何分も掛かりそうな小さな小さなフライの穴に釣り糸を、
サササッと通してくださるジミーさん。

釣り用の防水の大きなズボンと靴を履いて、
歩いて川へ入っていきます。
魚を驚かさないようにソーっと、意外と流れも速くて、
腰の少し下くらいまでの水位まで。
川の水も冷たいんだけど、気持ち良くて。
川の音も良かったなあ。

そして、投げ方と当たりの感じを教わったあとは、
とにかく投げる。
フライを見て、川を見て、
無心に投げて投げて、全然釣れなかったけどこれも良かったなあ。

全く釣れない私たちに
ジミーさんが、
フライを替えてくれたり、こうやってやるんだよ。と見本を見せてくれたら、
一発で釣れるという、さすがプロのワザ!

私は、あたかもそれを自分で釣ったかのように
写真を撮ってもらいました。

結局、私と社長とテースケさんは、
ボウズだったのですが、
なんと須崎さんは、2匹も釣り上げました!

自然で遊ぶのは、本当に最高だなあ。
私なんかより
お魚さんの方がよっぽど自然界では賢いんだよなあ。

無心にフライを投げていたら
あっという間に、2時間も過ぎていました。
名残惜しくも、自分で釣るのは次回の楽しみにして、
良い雰囲気のアメリカンダイナーでバーガーをみんなで食べて、帰路へ。
(なんと、このダイナーの女将さんが日本人の方でした!
ここに来て2年と仰ってて、1番近いタウンも結構遠くて、
きっと不便なんだろうけど、幸せそうな彼女はなんだか素敵でした)

ジミーさんと良子さんとも
もっとたくさん話しをしたかったのですが、
今回は名残惜しくも、ここでお別れ。
魚釣りとたっぷり話したいことは、
また次回の楽しみにとっておきます!

最後に、テツオさんのお家に置かしてもらっていた荷物を引き上げに行って、
テツオさんの奥さんのトシミさんとも再会。
お家でコーヒー淹れてもらって、
少しお話ししてたら、
ふと、ああオランダの自分の家に帰りたいなあと思ってしまった帰国前日。

という訳で、翌日は帰国日。
デンバーからの飛行機なので、
夜の内に、デンバー市内へ。

最終日の夜も、ビールを楽しんで、
それぞれお土産を買って、
自転車のパッキングをして、おしまい。

Day 9 ー いよいよ帰国

約1週間、毎日毎日、やりたいことを詰め込んで
振り返る暇もない充実した旅も
これでお終いかあ。
と、最後の朝は、
みんなでアメリカらしい
アメリカンダイナーでハイカロリーな朝食で締めて。
時間調整で最後もカフェに行って。
いざ空港へ!

まさかの最後の最後で、
いろいろトラブルありまして、
2日後にみんな無事帰国。

***************
ああ、楽しかったなあ。
と余韻に浸りながら、このブログを書いてます。

シーズンが終わって、
選手の多くは、身体と気持ちを休ませるために出かけるのが一般的なのですが、
私は、ライドして、キャンプして、アメリカ大陸をドライブして、会いたかった人に会って、
すごく良い意味で忙しい旅だったなあ。
逆に身体はリフレッシュというより
疲労感がしっかり残ったのですが、
なんというかすごく心地よくて、濃縮された時間だったなあ。

シーズン中は、
レースのためのトレーニングライド、
レースのための食事、
レースのための睡眠、
レースのための移動、
と、全てがそれ中心にしないと戦えない日々を送っていました。

そこから、
のんびりただ楽しむライド、
ビールに、お肉に、ナチョスに、パンケーキ。
風邪引きそうなくらい寒い中でキャンプ、
飛行機で行けば一瞬の移動をドライブで。

3か月くらい前からずーっと楽しみにしてたそんな旅。

お金を使った贅沢よりも
贅沢な時間の過ごし方だったなあ。
と、しみじみ思います。
ああ、またキャンプしたい。

最後に。
トラブルありながらも、
一緒に過ごしてくれたTrip Buddies
ありがとうございました!
そして、風のように来て、風のように去って行った私と現地でお会いしてくださった皆様ありがとうございました!
またいつか、きっと会いに戻ります。


全てを力に変えて
與那嶺恵理は進みます!