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シクロクロス

全日本選手権 CX in Nobeyama

ナショナルチャンピオンを決めるレース、
結果は3位。

そしてコーチからいつもの一言、
「全日本選手権は勝者以外は全員敗者だ」

レース後は「心底悔しい」って気持ちが溢れたけども、
「お疲れ、自分!」とも言ってあげたい
自分に甘い私です。

でも、やっぱり悔しい。
それが、全日本選手権。

うまく走れない、
私の良さが殺されるコース、野辺山。
自分でもわかってたし、周囲に悟られているのもわかってたし、
2日前に降って積もった雪とコースに、
「あ、これはもう勝つとかじゃなく、私じゃお話にならないわ」
と、諦めた土曜日。

レース当日には、雪は溶けたものの
私が勝てるコースではない、というのは百も承知でした。
(いくらフィジカルを整えて、準備しても
やっぱり国内で野辺山だけは、全然走れないんだよなあ。。。)

今年もいくつか走って来た中でも、私の中で特殊なコースで、
パワーで押し切れる場所もポイントも少なく、
後続を引き離すテクニックもなく。。。
そんな私にできたのは前でレースすることしかありませんでした。
前に出られても、また前に出て、
とにかくミスをしないこと。

それでも最後の方の大事なところで前を譲ってしまい、
後ろに下がって、自爆して、3位。

レース展開としては、私らしいといえばらしいけど。
CXのスキル・テクニックは、
全然彼女たちと勝負できるレベルではなく
それがわかってたからこその走りをせざるを得なくて。
私が勝つ為には、どんなコースであったとしても、
力でねじ伏せられるだけのフィジカルを持っていなければいけないっていうのもわかってて。
これが、私の今日のベスト。

私が弱かった、ミホさんが強かった。
それだけ。

ミホさん、ナショナルチャンピオン獲得、
おめでとうございます!
そして、キヨカちゃんもgood fight ありがとうございました!
2人には私が勝てる要素、なかったなあ。まだまだでした。。。

 

という訳で、
これにて2017年の全てのレースが終了!!

今年は、オフシーズンと言いつつも、
オフトレーニングとしてジムでの身体作りをゼロから始めて、
CXに、たまにロードに、と
全ての週末、レース連戦、転戦の日々を過ごしながらの2カ月。

日本に帰ってきても、
リラックスする間も無く、
勝ちたい、負けたくない、というのを毎週繰り返して、
レースの緊張感に気持ちも身体も
ちょっぴり疲れてしまったのが本音です。

でも、これがプロとして稼ぐことだし、
プロとして生活するってことなんだなあと思います。

だって、
こういうトレーニングしたいです、
CXでレースしたいです、
このバイク乗らないといけないです、
って言って準備していただいて。
そんな環境を揃えて頂けることだけでも有り難いことで。

やっぱりロードでは日本でUCIレースがない分、
オフシーズンに日本に帰ってきて、レースする、そして観てもらう、
ということは、情報発信含めて、とても大事で。
なぜなら、女子はレースだけで稼げるサーキットではないことも事実だから。

悔しいけど、私も身体はひとつ。
この10、11月、全日本選手権の成績が、今年のCXの限界です。
良くやったよ、私。

でも、もう一度、言います。。。
負けて、悔しいです。

今の私のできるベストを探って、挑戦して、
その結果が3位。
勝ち目がないことがわかってたけど、
弱いなあって。また心から思い知らされました。

それでも、立ち止まってる暇は本当になくて。
今、何をしないといけなくて、
今、何が必要で、
それは何のためにやってて、
って常に考え、問い続けながら、
1回の成功のために、何百回、何千回って悔しい想いをしながら、
戦い続けるしか、勝ちに近づく方法はないんだよなあ。
と、国内で負けると
真剣に考えてしまう私であります。

ですが、これにて、オフシーズン、CX国内巡業は無事終了!

悔しい想いを引きずる時間もなく、
3日後には、真夏のオーストラリアでロードシーズンインに向けた合宿を始めます。

最後に、
今年はCXも自身のレースを走らずに
全面サポートしていただいたコーチ、ありがとうございました。
いつもお仕事忙しい中、バイクサポートくださるBIKE SHOP FORZA さん
全日本会場まで応援に足を運んでくださった皆さま、会場で応援くださった皆さま、
ありがとうございます。

勝ちたかったけど、
らしい負けっぷりを披露したけど、
いつも全く走れない野辺山で、
ちょっとはまともに走れたので、
頑張ったよ、自分。って言いたいけど。。。

「勝負の世界に、頑張ったはないのだよ、自分。」
と言うのが私なので、
最後に一句。

「勝てぬなら、勝つまでやろう、シクロクロス」

ということで、
また来年、やるかやらないかは
わかりませんが、きっとやるでしょう。

レースというより、
CXの会場に行くのが好きだから♪
(できれば、ビール飲みながら応援だけしたい。。。というのは、ここだけの話。)

全てを力に変えて、
與那嶺恵理は進むます!