#タイのえりさんwith牧瀬さん

タイでのトレーニングキャンプも残り5日。
順調に、元気に進行中です!

さて、このトレーニングキャンプ。
例年は武井コーチと2人で行っていたのですが、一緒にトレーニングをしたいと言ってくださった牧瀬選手も今年は加わり、2週間を共に過ごしておりました。

まずは、、、牧瀬さん、2週間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

普段のコーチとの1対1でのトレーニングとはまた違う新鮮さがあり、私が学ぶこと、気付くこと、自身を振り返る機会が多く得られた2週間でした。

例えば。私にとっての当たり前が、彼女の当たり前ではなくて。かといって、私がやってることが正解か?というとそこまで自信はなくて。結局私からは、走りながら「こういうイメージで」という具合に少しアドバイスできたくらいです・・・。
一方コーチは、バイクポジションやバイクの乗り方など様々なことを指導していて、やはり流石だなーと、感心しました。

そういう私も、ロードバイク、自転車、アスリートetc… 競技の全てにおいて無知の状態でこの世界へ飛び込みました。最初は、コーチの言うことを 1から100までなんの疑いもなく聞いて、行って、結果出して、という繰り返しを行っていました。

そうすると次の段階がやってきます。他でいろいろとアドバイスをいただいたり、ああだこうだ言ってくださる周りの方がいらっしゃって、そうすると「あれ?コーチと言ってることが違うぞ?どっちが正しいんだ?」という時期がやってきます。で、自分の殻にこもったり、はたまたコーチの言うことを聞かなくなったり。そこで衝突を繰り返します。

そんな中でも、お互いが共有して目指している結果にだけはミッションコンプリートを貫いてきました。それこそ忍耐です。

そして今の段階。
今回の牧瀬さんにしていたような指導は、もう私にとっては「身についている」状態です。気を付けなくても、できること。になっています。
私がコーチから受けるのは、指導ではなくアドバイス。”Suggestion”=”提案”というのがしっくりきます。それを、言葉のまま受け取るのか、その中の意味を読み取るのかを私としては行っています。

重要なのは、何のためにコーチがいるのか、というところです。

1つは、トレーニングパートナーとしての存在。自分の限界を引き出してもらいます。
もう1つは、結果に対しての成果をどうやって引き出すか。お互いに。(ここ重要)

私の目標である世界のトップに上るために、正解がわからない中でワットや体感的な数値やデータはある状態。何が足りていないのか、どうすれば近づけるのかを一緒に試行錯誤しながら、結果を求めていかなければいけません。

今までは、言われたことを、聞く・聞かない・やる・やらない、のどれかでした。(なんて怠惰な選手なんだと思われるかもしれませんが、言われることのハードルの高さが高いことだけ、言い訳させてください。。。)

最初の段階の、1から100まで聞いてた時のように、聞いてやるだけで結果がでる時期ではもうないことに心から気づきました。

言われたことを、最低でも1か月(いや、もっとかかるかな)継続して、そこから効果があったのかなかったのか、を検証する。そういう地道な作業が、ここからの私には必要ということです。

話は長くなりましたが何が言いたかったかと言いますと、、、自転車から降りた時に「何をするか」ということの大切さ、重要性にやっと気づいたシーズンインです。自転車から降りても、頭の中で何をイメージするかによって随分成果が変わることに気づきました。

この2週間、コーチングをしてもらった牧瀬さんが日に日に良くなっていく姿を見ていて、1人で集中して、乗り込みするのも大事ですが、一緒にトレーニングをすること、お互いに高めあえることはとても良い機会でした。

ありがとうございました!

興味のある選手、選手でなくても強くなりたい方は、TKのコーチングを受けてみてはいかがでしょうか??

さてと、雨続きのチェンマイですが、あと5日間しっかり乗り込みます!

全てを力に変えて、
與那嶺恵理は進みます!

FDJ Nouvelle Aquitaine Futuroscope
Eri Yonamine

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