オランダ生活 のスタート と 久々のレース

さてさて、前回のイゾアールとマルセイユから早いもので約1カ月。
1カ月ぶりのレースのためにノルウェーに来ています。

まずは、今回のレースは
UCI Women’s World Tour の
“Lady’s Tour of Norway” というレースです。
今日、木曜日のプロローグステージは、3kmというかなり短いTT。
そして、日曜までの3ステージが用意されています。

ちょうど1カ月ぶりのレースで、
ワクワクと緊張が半分半分な感じです!

実を言うと、表題の通りですが、
オランダ住民になりました。
自分のアパートを借りて、
正式にVisaも所得して、銀行口座も開設して、
というまさに新たな生活をスタートさせた私であります。

最低限の家具と家電を揃えて、
IKEAで購入した家具は、お決まりのセルフビルドで、
せっせとDIYをする日々を楽しんで。
念願の自分の家では、
好きなものを料理して、食べて、
自転車乗って、リカバリの日には新しい道とブルワーの開拓。
そして、最高のトレーニングロードが家の周り一面に広がっております。

 

まあ、行くところといえば、
家から10kmないくらいのマーストリヒトという街
(大学を中心に広がったいわゆるアカデミックシティで、ショッピングやレストランがたくさんあり、観光客もたくさん来る素敵な街です)
または、フォルケンブルグという
かの有名なアムステルゴールドレースのカウベルグがある
町にビール飲みに行くか(歩いて2km)
近所のスーパーに行くか、くらいで
なんでもない毎日、普通の生活を過ごしています。

もちろん、それ以外はロードワークかお家でトレーニングするか、
気分転換にウォーキングくらい。

子どもの頃はどっか行くのが大好きでしたが、
お家大好き人間になりつつある26歳。

というのも、
今年は初めてのヨーロッパサーキット、フル参戦で、
いくつのホテルとベットで寝たのやら、という状態で
もうレース以外は、どこにも行く気になれないのであります。

雨でも、自転車しか移動手段がなくても、
スーパーとお気に入りのカフェとバーと
お家でカプチーノが作れれば、
もうそれで幸せなことに気付きました。
それに程よい距離感とサイズ感の場所に
お家を持つことができたことも。

あとは、
裸足でお家に入れること。
つまり、お家でカーペットの上にごろっとできること。
そう、なんとも言えないリラックス感なのであります。

日本人のココロ。とかそういうのは正直あんまりないんですが、
やっぱり床と裸足が良いんですよね。
もちろん、ソファーにもゴロッとしますし
テーブルとイスでご飯を食べるんですけどね。

今のチームも、リビングコストがかからないように
アパートを用意してくれていたのですが、
要するにチームメイトとの共同生活。
レース中も、それ以外も、少し息が詰まっていたようで、
自分が良くないメンタリティと嫌な人になってるのを感じていました。
レースとレース以外の生活をうまくセパレートできなくて、
(特にビサの問題が大きかったのですが)
レース中も、アパートに帰っても、
自分のパーソナルな居場所でリラックスを感じることができなくて、
それがトレーニング、レースに対するモチベーションに影響して、
コンディションを下げていることにも気づきました。

このままじゃ、自分に良くないと。

変えるなら今だ。と思い、
コーチと相談、協力を得て、
自分の拠点を作ることができました。
現地でビザ取得のお手伝いをしてくださった渡辺さんにも本当に感謝です。

やっぱり、自分の帰る家、自分の時間、最高。

というわけで、
ずっと前からここに住んでますよ。
くらいの勢いですでに馴染んでる(と思い込んでる)私です。

なので、いつでもオランダ遊びに来てください。
現地人のフリしてお待ちしております!

美味しいカフェとビールとサイクリングに関しては、
胸を張っていつでもアテンドできますので!

では、今日から始まる
Tour of Norway も心からレースを楽しんできます!

全てを力に変えて、
與那嶺恵理は進みます!

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