#Ladies Tour of Norway
Stage 2 : 141km 72th +0’15 / GC 61th +1’00
今日は朝まで降り続いていた雨もスタート前には止んで、
恐怖・・・ならぬ強風。
晴れてるだけ良かったと思って
雨降るかもしれないのでシューズカバーを履いてスタート。
スタートから、ああ今日はあんまり脚の調子良くないなあと、嫌な予感。
案の定、序盤からハイペースで始まって、合わせて走るので一杯。
逃げに乗りたいと思ってたけど、今日は無理だ。と切り替えて、
まずは落車しないように位置どりと、ロキシーのフォロー。
30kmも走らないうちに
1人の逃げを容認して、そこからは超スローペース。
ああああ、これは嵐の前の静けさなんだろうなあと思いながらも、
なんか今日はダメで。
そして、横風爆風区間で、
一気にペースが上がって、ちょうど半分に分裂。
そして、私は後ろに。
ああ、また位置どりが悪いからそうなるんだよ！
って怒られるのを想像しながら、
チームメイトの私含む4人が後ろだったので、
取り返しのつかなくなる前にささっと
他のチームともワークして
無事にまた集団は一つに。
本当に、ちぎれる前に脚使えよって自分でも思います。
そして、そのまま何も起きないまま
グラベルセクションへ。
その前から位置どりが激しくなって、
ここでも中盤くらいまでしか上がれず、
グラベルへ突入。
前が詰まって、やっぱりグラベルでブレーキがうまく効かず、
道の下に落ちてしまいました。
そして、それをきっかけに私の後ろで大落車。
去年一緒にアメリカサーキットを走ってて
今年からイタリアのBePinkで走るアリソンに
エリー(やっちゃったねーって意味)って言われてしまう始末。
私は畑に落ちちゃっただけで落車は免れたのですが、道に戻るのに時間がかかって中切れ。
ああ、またやってしまった。。。
でもレース中に後悔してる暇があったら、
一瞬でも早く前に進むためにペダルを踏まないと
さらに差が開くだけなので、
ここでも他のチームと強調してなんとか集団復帰。
まあステージレースじゃなかったら、終わってましたね。
今日は感覚的にすごくレースが長く感じられて、
まだあと50km、まだあと40km
まだここから30kmもあるの？！って感じでした。
なんだか疲れてる私、絶対落車はダメ！
ってもう一度目を見開いて、気をとりなおして最後の周回へ突入。
入り口の位置どりは良かったのですが、
そのままスプリントポイントを通過することもあって、
プロトンはフルガス状態。
結構デンジャーなコーナーと密集度とで、
1周回するうちに後ろ後ろに追いやられて、
もうチキチキチキチキって音がしました。
ようやく緩んだところで、しっかりロキシーをケアしようと思うも
今日も昨日同様、前に上がれない。。。
この周回にはそれほどの上りがないからロキシーも狙える！のに、
私は何もできない。
やばいぞ。と思いながら、私よりも前にいるロキシーの位置を確認しながら
少しずつ近づいて近づいてと思ってるうちに最終ラップの鐘。
ごめんよーロキシー
今日は脚がなくてヘルプできない。。。
と一日中ダメダメな自分に反省しながら、走ってると。。。。
な、なんと。。。ラスト5kmを切ったところで、
橋の下を大きな船が通るってことで、
まさかの踏切が降りて、橋が開いて。。。
はい、つまりラスト5kmでまさかのレース中断。
へ？もうすでに位置どりをしてたチームもあったのに、なあ。
と思いながら、私たちのチームは振り出しで
ロキシーを良いポジションにあげれる！
と私は即頭を切り替えて、
いっぱいボトル飲んで、待機。
そして、もちろん、
踏切が上がった瞬間に、ラスト5km、
もちろんみんなダッシュ。
ロキシーも前にいます。
よーし。あと5kmしかないんだ。
最後はロキシーのために、と思って
もうめちゃくちゃ苦手なんですけど、
もうフルガスで前に上がって上がって、
ロキシーにYou can do it!!って叫んびながら、付いてきて！
って合図を送ったのですが、ロキシーが付けず、
ちょっと待ってる間に飲み込まれて、位置をキープしながら、
ロキシーに、Eri！左寄ってって言われたのでさっと寄ってあげたら、
うまくロキシーが上がれて、私はもうそこで脚がいっぱい。
ああ、もう無理。ってロキシーの安全を確認しながら、無事にゴール。
ロキシーはカオスなスプリントで6位！
最後は、本当にカオスで、
コーナーでは密集しすぎて、
隣の選手とペダルが擦れるくらいでした。
レース後、靴を見たら、
おニューのシューズカバーが裂けておりました。はい。ちょっとショック。
でも今日は、自分の走りはダメダメでしたが、
最後の5kmでまさかの中断のおかげ？で、
ロキシーのためにナイスワークができたので、
それが何よりでした。
ロキシーをフォローして、1番前にあげてあげれるタイミングに、
うまく脚を合わせてあげれなくて、
夕飯の時に、
「あの時のEriはKAMIKAZEかと思ったよ。」
とちょっと、意味違うけど
言いたいことは良くわかるから、まあいいや。
という嬉しい出来事で、
今日も一日を終えられたので良しとして。
明日は最終ステージ。
今日より長い150kmですが、
また良いレースをできるように頑張ります！
全てを力に変えて、
與那嶺恵理は進みます！