Utsunomiya CX 2days

週末は、宇都宮のろまんちっく村で行われたCXレースに土日共に参戦してきました!

昨年の全日本選手権が行われたこの会場は、
土曜は通常の国内レース、
日曜は今年から国際レース(UCIレース)となりました。

もちろん私は両日共に参戦♪
各レースで賞金が出る上、2daysの合計順位でも表彰が設定されており、
勝てば勝つほど稼げるという仕組みなのです。
しかし、意外と両日でる選手は男子も女子もとても少なく、驚きました。

私の場合、走れば走るほどコースに適応できるので、
UCIレース前日に同じコースでレースペースで走れたのは良かったです!

という訳で1日目は、
女子の参加人数が7人。。。と、少し寂しいレースになってしまいました。

コースは、昨年とほぼレイアウトは同じでしたが、
取り回しが変わってたりスタートループが出来ていたり、
UCIレースとして進化されているような感じでした。

スタートはうまく行き、
アスファルトの直線も長かったので先頭で入ったのですが、
スタートループからゴールに入るコーナーを勘違いしていて、
間違いそうになりながらも、そのまま砂区間、3段の壁みたいな坂に突入。

この坂、、、私のテクニックでは乗れるはずもなく、
勢いで行ける1段目でサッと降りて、
迷わず、押して、上で乗る。という潔さ。
(ここが1番きつかった。。。)

そして、後ろと差がある程度開いたところで
明日のUCIレースに向けての
イメージと少しでも上手く乗ることを意識して走り、無事に優勝♪

土曜はコースも結構ドライで、走った選手も少なかったので、
3段の坂以外は、キャンバーも全て乗車でクリアできました。

明日には、またコースコンディション変わるんだろうなあと思いながら、帰宅。

宇都宮ーつくばだと日帰りで遠征できるので
宿泊費もかからないし便利なのです😊

そして、日曜。
この日は、レースに行く前に益子に寄って、
「ポターリングましこ」というイベントのスタートに行って、
参加される皆様に、頑張ってください!楽しんでください!
と激励させてもらいました。
今回は参加できなかったのですが、
のんびり走って、フィードゾーンも充実していて、
小学生の子どもたちもたくさん参加している
アットホームなイベントです♪

益子の街をグルッと走る企画で、
走り終えた後は、益子でのランチチケットや
道の駅のお土産チケットが付いていたり、
自転車と益子をたっぷり楽しめるイベントです。
私も参加したかったなあ。
と後ろ髪を引かれつつ、
ろまんちっく村へ。。。

日曜は、UCIレースということもあり、
出場選手はもちろん、観客も土曜に比べて
とても多かったです。

まずはレースの前にコース試走。
コースは変わっていないものの
路面コンディションはキャンバーだけ激変。
それ以外は相変わらずドライだったので、
ホッと一安心。

 

相変わらず3段の壁は、乗車でクリアできず。
でも、乗車でクリアできている選手も周りにいて、ビビる私。
そんな何回かやればできるようになるって問題でもなさそうなので、
ここのセクションに入る前に、
乗車で行っちゃいそうな選手より前で入れば良いや。
と、切り替えて、反復練習はなし。

昨日とは打って変わって、
泥々、ヌルヌルになったキャンバーは、
男子女子、約100人が走る試走で
みんなが走れば走るほどコンディションが変わり、
さらにみんな、そこばっかり練習するから
もう走る度にラインが変わるので、
もう私はここって決めたところだけを
乗車でまっすぐ行って、降りて確実に乗れるところまで押して、乗る。
と、ある意味、潔く。

時間たっぷり試走して、
この日もお天気良かったので、半袖で。

そして、スタート。

はい。。。
今までで最悪のスタートを決めて、
(ペダルがはまらず、左のペダルと左足裏が出会えぬまま、2回転くらいするという。。。お恥ずかしい。)
6番手くらいでスタートループのピットエリアへ。。。
でもこの日は、身体も動くし、
焦らず、コーナーごとに前に上がって、
砂のエリアで2番手まで上がって、
壁も潔く降りて乗って、もうこの時点で
Squidのサミーと2人のパック。

もちろん彼女は上手くて、コーナー・セクションの入り口ごとに離されるんだけど
身体の状態が良くて、落ち着けていたので、
付いて彼女の走りをお勉強。

で、そのまま2人でキャンバーセクションに突入したら、
私のラインの方が速くて予想外に前に出てしまって
内心焦りながらも平常心を装う私。。。
追いつかれて、もう1周2人で走って、
またそのキャンバーに来たところで、
私が1周目で行ったラインを潰される。
私はそこしか行く予定じゃなかったので、
難しいセクションを付いて走れるスキルもなく。。。
そこは予想通りミスをしてしまい、離されるという展開。
そのまま追いかけっこするも、
20秒くらいのタイム差をキープしながら周回を重ねて、
最終周までに力尽きて、そのまま2位でゴール。

 

もっとできたかなあっていう感じはなくて、
全日本前にコンディションが悪くないのを感じれたのと、
たくさん応援に来てくださった中で
走ってるのを見てもらえたので、
良い週末の2日間でした。

先週、今週と海外のCXの選手と一緒に走れて、
やっぱり餅は餅屋で、レースの走り方も違うし、
パワーの出力の仕方も違ってて、何よりもミスしない。
だからもう離された時点で、よっぽどフィジカルの差がない限り、追いつけないんですよね。
かといって、ミスしないで走るのが難しいんだよなあ。と思う今日この頃です。

それでもやるのは、
純粋にCX好きなのと、楽しいのと、
日本で稼げるからなんですよね。
単純です。

ちょっと最後にひとつ言いたいことがあって、
今回のレースは、
他のレースに比べて、賞金が高かったのです。
もちろん、私はもちろん勝ちたいし、
良いレースをして、見てもらって、さらに稼げるから
プロとして勝ちにこだわって走りました。

でも、男子と女子で
同じ競技で同じ場所で同じ準備をして、
同じ機材を使って、同じだけサポートが必要なのに、
賞金が、女子は男子の半額。

女子のレースの方が人数が少ないし、
競争原理が低いから?
女子の方が盛り上がらないから?

男子選手と同じようにトレーニングして、
同じように時間をかけて、
同じようにレースをしてるのに。
どうしてGender Equal ではならないのだろうか。
と、とても悔しくなりました。

さらっと違和感なく、
男子は女子の倍額の賞金を出しちゃうところが、
グローバルスタンダードではないなあと思ってしまうし、
それでおかしいんじゃないと言う人が
今までいなかったという選手側にも責任があると思って、
文句言われても言います。

「Gender Equal が、グローバルスタンダードです。
コースをグローバルスタンダードにするなら、
選手の待遇もグローバルスタンダードにしてください!」

さらに私は週末に稼いだ賞金は、
いつも通りコーチにもシェア。
今回はたくさん稼げたので、1/3の5万円を!!
今週末も運転に、メカニックに、ピットに、
ありがとうございました!
の意味を込めて、たくさん払えるのは
やっぱり私は選手として、稼げるようになったなあって実感する瞬間なんですよね。

これ、ほんとに大事なことです。
もちろん走った選手が稼いだお金だけど、
選手が稼げるまでに、たくさんのサポートがあって初めて稼げるのです。
(これもグローバルスタンダード。優勝したSquidのサミーも、
賞金をもらってすぐにメカニックさんにシェアしてました。”it’s important” って。)

と、最後に苦言を呈してしまいましたが、
宇都宮CX、すごく良いコースと
たくさんの観客と盛り上がり、
素晴らしかったです!

運営の皆様、会場でお会いした皆様、
ありがとうございました!
そして、帰りにまた益子に寄って、
いつもお世話になっている大塚家のお母さんとお父さんと陶芸家の千秋さんと
とんかつディナーをして帰ってきたのでした。
さてさて。
充実の週末から、
来週は、いよいよ今年最後のレースです。
2017年を良い締めくくりにできるよう、
もちろん優勝目指して、野辺山に向かいたいと思います!

全てを力に変えて、
與那嶺恵理は進みます!

Comments are closed.