Taiwan KOM Challenge 2015 Win

Taiwan KOMKOM表彰台 ヒルクライム中の與那嶺

2年ぶりに参加してまいりました 台湾KOM!
優勝タイムは、 4時間3分29秒!!! 2013年は、4時間16分12秒でしたので 13分も自己記録を更新することができました!
今回は、女子の優勝賞金が なんと20万台湾ドル(日本円で約70万円)!! 男子は、なんと100万台湾ドルでした。 もちろん優勝を狙い、 勝ちに行きました。 脚で稼ぐためにです!

そして、格の違いを見せつける必要がありました。 オフシーズンで、体重も3㎏増加していても 普通に走って、勝つことが必要でした。

ただ招待選手は、チームカーやフィードサポートも オフィシャルカー以外ないため パンク等トラブルがあった場合や フィードゾーンでのサポートがありません。 補給、メカトラ等のサポートは、 コーチに近くでいてもらい、いつでもサポートしてもらえる状態で 安心して走ることができました! ありがとうございます!

レースは、 全カテゴリーが混走のため 序盤から男子の速いペースで進みます。 女子は、それにどこまでついていき、 いい集団に残れるかでレースの明暗が左右されます。

私は、女子の中でも最後まで先頭集団にまずは残り、 そこからドロップしていく男子選手と ちょうどいい小集団ができました。

ここからは、脚のそろった集団で淡々とレースが進みます。 ヒルクライムレース、 千切れたら終わりです。 一般的なロードレースとは違い、 ペース配分がとても重要です。 脚の揃った集団で、 一定ペースで進めるかが明暗を分けます。 力を出しすぎず、遅いと感じない ちょうどいいペースで、淡々と上るのが、一番速いです。

私は、コーチを含む 6,7人のいいペースの集団の中に入れたので このままついていけるところまでついていけば大丈夫! 決して楽なペースではないけれど、 最後まで余力を残して進めるペースで 走っていました。

しかし! 約60㎞地点で後続の女子選手とのタイム差を聞いたところ 「2分」と言われ、 とても焦りました。 違う人に聞くと、「10分」?! 誰を信じていいかわかりません・・・。

そんな時は、自分を信じるしかありません! 大丈夫。 このパワーとスピードで上って 追いつかれるはずがない。 そう信じて、また淡々と一定ペースで上ります。

そして、ラスト10㎞地点、標高約2800m。 ここから、最大斜度約30%あろうかという 激坂が何度も現れます。そして空気もさらに薄くなります。 ここで、コーチも力尽き、コーチを千切って、 一人旅、自分との戦いが始まりました。

ロードレース自分史上、一番長い10㎞です。 空気も薄くなっていく中で、 もっと速く走りたいと思っても、 もっとパワーを出したいと思っても、 全く身体はいうことを聞いてくれません。 見えない敵に追われながら、淡々とペダルを踏んでいきました。

この時、何を考えてたかというと、 「あと何キロ、あと何分くらい」 それしか考えられませんでした。 負けられない、勝ちたい、とそう思ってはいるのですが その瞬間は、不思議と 少しでも早くゴールに辿りつくことしか 考えられませんでした。

そして、結局、 後続選手を見ることなく、 ゴールに辿り着き、優勝しました!

2年前の自分のベストタイムを13分も更新して。

世界選手権後、 オフシーズンで、体重は3㎏増加しています。 でも、シリアスではなく、 「心から楽しんでレースに取り組むこと」に オフシーズンは重点を置いています。 楽しんで、真剣に戦った先に、 結果を掴む喜びを感じることができました!

せっかく台湾に来たんだから、 台湾のおいしいグルメも楽しんで、 そしてレースも真剣に取り組んで、 勝って、脚で稼ぎました!

走りで評価されるのは、 選手にとって、最高の喜びです。 プロだけでなく、 一般の参加者の皆さんも多く参加する台湾KOM。 はっきり言うと、とても過酷です。 でもゴールできた達成感は、 言葉では表せないものがあります! 興味のある方は、来年はぜひ参加してみてください! ちなみに私は、 フロント36 リア32でしたが 足りませんでした・・・。 (単純にオフシーズンで、 弱ってるからかもしれません。) 全てを力に変えて 與那嶺恵理は進みます! サクソバンクFX証券・YONEX所属 與那嶺恵理

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