UCI2.2 Trophée d’Or féminin / 3rd stage

ゴールシーンの動画です。10秒で私が登場します。
https://twitter.com/Trophee_Dor/status/767731329509253120

2日目 第三ステージ
今日も無事に先頭集団でゴール。
登りも多く、タフなステージで、
昨日よりもコンディションが上がってきてるのを感じれて、
楽しめました!

昨日の初日、1st Stageのタイムトライアルと
2nd Stageのスプリントステージで
私はチームで総合順位は良い選手 Eugenie のポジションを
キープ、もしくはあげることが今日のチームのミッション。

明日以降はほぼ平坦の大集団スプリントになると予想されるので、
山岳1級4つと2級1つが含まれている今日は、
実質、クイーンステージでした。
(ステージレースの中で総合がおおよそ決まってしまうステージ)

とにかくチームリーダーのオーダーを聞いて、
ヘルプすることがお仕事です。

とてもタフでハードな1日になりそうだ、と思いながらも、
ホテルからレース会場までの約1時間半のドライブで
爆睡してしまう私。

会場について、レース前にチームでミーティング。
チームメイトは、英語はほとんど話せないのですが、
マネージャーが訳してくれるので何とか問題なく進んでいます。

そして、今日は序盤は3人ずつ2つのグループに
分かれて動きました。
今日のチームのリーダEugenieを含むグループと、
私を上り口まで良いポジションでヘルプしてくれるグループ。

上りで大きくセパレートされる今日のコースに残れそうなのが
彼女と私だろうということで、そうなりました。

とにかく、上り口でいいポジションで入れれば、
あとは自分が頑張るだけなので、
ここでチームメイトがヘルプしてくれるのは、
本当にありがたいです。

最初の上りは、スタートから35kmほどのところから始まりました。
みんな前で上りに入りたいのは同じなので、
緊張感を持ったまま私はチームメイトの後ろをキープします。
そして結構前の方で上り口まで連れていってもらい、
その後は「Go 與那嶺 恵理 (Eri Yonamine) 」と言われて、
ペースが上がる集団についていきました。

この最初の上りで一気に集団はセパレートされ、
先頭が10人ほどになりました。
ここで千切れた第2集団は15人くらい。
私ともう1人のチームメイトGretaは前に残れたのですが、
チームのリーダーが後ろに残ってしまいました。

この10人くらいでうまくローテーションが回れば、
後ろのグループも同じくらいの人数だったので、
そのまま逃げ切れたかもしれません。

しかし、私は動きませんでした。これがロードレース。

私達のチームリーダーが後ろに残ってしまったため、
私達は前で待つというのがオーダーです。
一緒に前に残ったGretaにもローテーションしなくていいからね。
という指示だったので、他のチームのアタックをカバーするだけ。自分達からは動きません。

この10人ほどのグループで逃げたいチーム、選手はうまくまとまらず、結局30人ほどの大きな集団にまとまりました。
そして、3つ目の山岳でペースが上がり、
ピークでアタックがかかりました。

強い選手だったので追いたくても、チームのリーダーが後ろにいるし、総合ジャージを持ってるチームが追うからステイしてて。
とチームメイトから指示があったので、ここでもステイ。

そこから総合ジャージを持つチームの選手がアタックして、
3人の逃げが決まりました。
ここでもまだ他のチームが仕事するからしなくていいと
最後の山岳が終わるまで、
逃げを見える位置で見守りながら集団で待機でした。

動きたいし勝ちたいなぁという、気持ちもありつつ。

下りきってから、どこのチームも追う気配がなかったため、
私達が追おうということになり、
リーダーが脚を使わないように
私とGreta Richioudとで、逃げをキャッチ。

ひとつにまとまったプロトンはペースが一気に緩みだしました。
このままでは、さらに後ろから選手が合流してくるので、
この約30人からまた絞りにかかりたいところ。
ということで、チームのリーダーから、みんなでアタックするぞということで、かわるがわるアタックを繰り返しました。

そこで簡単に逃げを容認してもらうのは難しいですが、
チームでトライしてレースを活性化させて、
少しでも勝てるチャンスを掴むためには大事なことです。

やれって言われないとやらないし、
やらない方が順位が上がるかもしれないけど、
それとこれとは別です。

とにかく、チームオーダー最優先することが1番大事なこと。

それを確実に守った上で、チャンスあれば行っていいよって言われてるので、チームオーダーとチームリーダーと他のチームの戦略も考えながら走るのとても頭を使います。

ワールドツアーよりもひとつカテゴリの低いこのレースでは、
レースをリードするチームのひとつなので、
いろいろなことを勉強させてもらっています。

そして最後は集団ゴール。
後方で安全にゴールをすることができました。

フランス語が全くわからなくて、英語が全く通じないからこそ、
レースでの走りで認めてもらっていくしかない!
そんな風に感じながら、フランスでのスタートを切っています。

そして、心から楽しむこと。

日本のナショナルチームも同じレースに来ているので
少しでも日本で走る選手達に「私もやりたいなっ」て
思える姿を見せたいな。とも強く感じています。

それは、いい走りをするのもそうですが、
それよりも言葉の通じない場所に1人で飛び込んでも、
苦労ばっかりじゃなさそう! とか楽しそう!
自分もやりたい! と思ってもらえるといいなあ。

さあ、明日、明後日は
集団スプリントが予想されるコースプロフィール。

チームのスプリンターをみんなでフォローして、
ステージ優勝を狙います。

私も積極的に展開して逃げを作ります。

そして、チームリーダーのEugenieが総合2位につけているので、
そこもキープ、攻め切って総合優勝を目指して、あと2日。
無事に明日もゴールできますように。

全てを力に変えて、
與那嶺恵理は進みます!

UCI2.2 Trophée d’Or féminin
Stage 3 Cosne-Cours-sur-Loire 95,6 km
GC 7th +1:09

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