【断食道場で断食体験してきました!の巻】

国内滞在も最後のこの週末。桐生の断食道場へ行ってきました。

%e6%a1%90%e7%94%9f%e6%96%ad%e9%a3%9f%e9%81%93%e5%a0%b4-%e3%82%8f%e3%82%93%e3%81%a1%e3%82%83%e3%82%93

まずは、なぜ断食道場に行こうと思ったのか?

というありきたりなところから。

とにかく、身体を休めたい(肉体的にも精神的にも)というのと、オフシーズンといいつつもオフらしいオフは取れておらず、国内滞在最後のこの週末でどこかへ旅行に行こうと思っていたところから、始まりました。

やっぱり温泉でのんびりしたいなーとか、美味しいもの食べてゆっくりしたいなーというところからグーグルで検索を始めた訳ですが
ちょっと待てよ。それは、本当に有意義な時間なのか?という疑問が……。
日本に帰ってきて、シーズン中よりも不節制な生活。これじゃダメだと思いつつも、正直なところよくわからないストレスが溜まった感じがとれず、帰国後は本当に良くない生活を送っていたのです。
来シーズンに向けての体調管理や栄養指導を受けて、
西洋医学的にはいろいろ知識も増えて、サポートも整ってきたところですが、
やっぱり薬とかサプリは好きになれず、でも最近の医療は進んでいるし、
だからこそ人間の寿命も伸びているし…..

とやはりそっち路線でのパフォーマンスアップの方が有効なんだよなあと思いつつ、そんな中で浮かんだのが、「断食」でした。

シーズン中や普段からレース後やオフの日は「あまり食べない」という選択は良く行っていました。

レースで疲れた内臓、特に胃や肝臓を休めてあげるという考えからです。
でもアスリート的な栄養指導では、消費したカロリー分をいろんな食品、食材からバランス良く摂取しましょう、というのが一般的な考え方です。・・・前置きは長くなりましたが、どっちが良い悪いではなく、
実践、実体験あるのみ!!ということで専門の方がいる断食体験を行ってきました!

私が行ったのは、
「桐生断食道場」というまさに道場的な雰囲気のところでした。
いろいろ検索したら、断食とかファスティングは最近本当に人気みたいで、温泉施設やエステ、マッサージ付きのリゾート施設のようなところもあれば、お寺で行っているところもあったり、とても充実していましたが、
私が選んだ決め手は、場所(電車でいける)と値段とちゃんとしてそう(当社比)というところです。
そして、特急券を買って、一路桐生へ!!
ちょっとした旅気分です。

%e6%a1%90%e7%94%9f%e6%96%ad%e9%a3%9f%e9%81%93%e5%a0%b4-%e7%89%b9%e6%80%a5%e3%82%8a%e3%82%87%e3%81%86%e3%82%82%e3%81%86%e5%8f%b7
私のコースは、週末断食(金曜の夜行って、月曜の朝帰る)という、
お仕事してる人向けのコース。
値段も¥18,000に消費税。
3泊するので、他のリゾート系断食施設よりもかなりリーズナブル。前述の通り、道場なので、畳の大広間に相部屋(男女は別) 。ストーブはありますが、暖房はなしです。ただ、今は人が少ない時期みたいで1日目だけ一緒に泊まる女性がいましたが、そのあとはずっと1人部屋でした。
そして、男性の方が1人、断食をされていて、
こじんまりした中で断食体験をしてきました。

そして始まった断食生活。
本でも読んでのんびりできるだろうなーなんて思っていたら、意外とスケジュールみっちりであんまりそんな時間もなくすぎていきました。

5:30起床。
6:00-7:00ヨガ。
7:00 掃除。雑巾がけ。みんなで手分けして行います。
ちょっと一息。
9:00 朝のお茶の時間。
梅醤番茶という、梅と生姜とお醤油を垂らしてそこに3年番茶を注ぐお茶です。
あとは、「みんなの朝ごはん」というこの道場で特別に作られたとにかく健康にいいという粉末、それを好みの固さに3年番茶で溶いて頂きます。
10:00 自力整体という体操をDVD見ながら90分くらい。
あっという間に
12:00 お昼の時間です。

%e6%a1%90%e7%94%9f%e6%96%ad%e9%a3%9f%e9%81%93%e5%a0%b4-1%e6%97%a5%e7%9b%ae%e3%81%ae%e6%98%bc%e5%a4%9c%e3%81%93%e3%82%99%e3%81%af%e3%82%93
%e6%a1%90%e7%94%9f%e6%96%ad%e9%a3%9f%e9%81%93%e5%a0%b4-2%e6%97%a5%e7%9b%ae%e6%98%bc%e5%a4%9c%e3%81%93%e3%82%99%e3%81%af%e3%82%93
そして、私のお昼ごはんはというと、
1日目が、大根入りお味噌汁。2日目が、玄米粥(胡麻と梅と生姜いり)
これが、出汁をつかっていないのにめちゃくちゃ美味しい。決してお腹が空きすぎているからではありません。(当社比)そして、一息ついたら
14:00 お散歩です。
1日目は、1人で吾妻山登頂。普通に山登りレベルの山でした。
2日目はハイキングレベルのお散歩。

%e6%a1%90%e7%94%9f%e6%96%ad%e9%a3%9f%e9%81%93%e5%a0%b4-%e5%90%be%e5%a6%bb%e5%b1%b1-%e5%b1%b1%e9%a0%821
%e6%a1%90%e7%94%9f%e6%96%ad%e9%a3%9f%e9%81%93%e5%a0%b4-%e5%90%be%e5%a6%bb%e5%b1%b1-%e5%b1%b1%e7%99%bb%e3%82%8a
帰ってきたら、
16:30 また自力整体を1時間ほどやって、
18:00 夕食。メニューは、お昼と同じく、1日目は、お味噌汁。2日目は、玄米粥。少しのんびりして、お風呂入って
21:00就寝。

そんな1日のスケジュール。
まさに道場!でも、ぼーっとする時間がないわけでもなく、とてもあるわけでもないくらいがちょうどよかったなーと思います。

そして、この通り結構動くのですが、
1日お茶碗5杯までしか水もしくは3年番茶を飲んではダメでした
それは内臓を休めて、血液も入れ替わっている状態で水分を摂りすぎるとせっかくのいい血が薄まってしまうからみたいです。

ということで私にとっては修行のような週末でしたが、行ってよかったなあと思える断食道場でした。

基本的な食事の概念としては、「玄米菜食」という動物性の食品を摂取しないという考え方で断食をしていきます。
断食中は、道場の方がいろいろ断食や食事についての知識を教えてくれるのですが、
もちろんいわゆるアスリートに推奨される栄養評価とは真逆です。

もちろん、食事を減らすことでカロリーをとっていないわけですから、エネルギーが満ちてこない感じはまず強く感じられました。
ただ、内臓が休められたことで睡眠がとても深くとれました。
そして、身体の疲れがとれるというより浮いてくるという感覚で、言葉では表しにくいですが、身体の反応がいろいろ敏感になってきました。

実質、丸2日間の断食でしたが、
このタイミングで行くことができて、とても収穫の多いオフであり、自己投資だったなと思います。
インターネットで簡単に情報が手に入る時代、あれがいい、こうした方がいいなど、身体や健康についての情報は、様々です。
自分の身体で実際にやってみないと何が自分には合っているかなんてわかりません。

道場の方のように玄米菜食を完璧に行うのは、私には無理ですが、そういう考え方や食事法があると知って短い間でも実践できたことで、少なからず身体の反応を感じることと内臓を休めることができました。

来年もオフシーズンに合わせて、行こうと思います!
実際に帰宅して2日目で、体重の減少は1kgほどでしたが、
ここには書ききれない程の知識や経験談を断食道場では聞けたので、もし興味がある方はぜひ行ってみてください。なんだか、久しぶりに自転車に乗らない週末は、とても有意義な時間にすることができました。
そして、明日からはタイに行って、シーズンインに向けたトレーニング合宿で乗り込みを始めます!

Comments are closed.