UCI2.2 France Tour de l’Ardeche 7Days / final stage

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総合5位 UCIポイント10ポイント獲得

無事に長い1週間が無事に終わりました。

最終日の7thステージは
ほぼ上りか下りしかない95km。

3つの山岳ポイントが含まれていました。

今日もとにかく私の総合順位を落とさないように
ということでみんなで私を守ってくれることに。

本当に感謝です。

そしてできるだけ迷惑をかけないように
みんなの近くにいて、何かあればすぐに助けてもらえるように。

なぜなら、6日目の今日。7ステージ目。
私は6日目の疲れが来ています。

1日目2日目でコンディションを上げて、
3日目と4日目に私のパフォーマンスはすでにピーク。
昨日、今日はもう最悪のコンディション。

それでも私のコンディションが下がるにつれて、
相対的に周りのコンディションは上がっていました。

上っていても、私だけ異常なくらいお疲れでした。

ただ3日目4日目でいい走りが出来たので、
総合順位を5位にすることができたのも事実。

だから何がなんでも最終日に総合順位をキープしなければいけません。

スタートすると序盤からレースは、激しく動き、
私は心の中で、みんな落ち着いてと叫んでいました。

3つのうち2つ目までの山岳は無事に集団で通過、
あとひとつを残すだけとなりました。

この時点で足は萌えポヨ。

3つ目の山岳手前に
賞金がでるスプリントポイント。

そこが壁のような上りで、短いから頑張れと!
チームメイトに声をかけられるも少しちぎれてしまい、
そのまま下りで追いつき、最後の上りに入りました。

最後の上りとあって、上り口からかなりのハイペース。

登り始めピークまで約7kmくらいでまたさらにペースがあがり、
チームメイト1人は前の集団に残り、私と2人のチームメイトが遅れました。

今日は本当に悲しいくらい走れなくて、
弱すぎる自分がみんなにとても申し訳なくて、
そこから前にいたチームメイトも待ってくれて、
ちぎれた私をとにかく前に戻すために
テンポで上ってくれました。

この時点で私だけ呼吸もおかしくて、
声にならない声しか出せず、(過呼吸の状態)
力の全く入らない脚を回し続ければ進む!
と自分に言い聞かせて、上りました。

チームメイトはみんなで
あと何キロとか、アレアレ!と声をかけながら
たまにプッシュもしてくれました。

本当にありがとう。と思いながら
何も話せないので、とにかく漕ぐだけ。

前に追いつかなければ、
総合を逆転されてしまうので、必死で追いました。

そして、やっとピークを通過したところで
前とのタイム差はわからなかったですが、
遠くにチームカーの隊列が見えます。

そこから下りは、もちろんぶっ飛ばします。

チームメイトの下りは、本当にキレていて、
私は絶対にちぎれない絶対にコケないと言い聞かせながら、
恐怖心を殺して下りました。

私を間に挟んでくれて、チームメイト4人でぶっ飛ばしていたのですが
途中で私の前にいたグレタがパンクしてしまいました。

それでも、とにかく私を前に戻すのがミッションなので、
ごめんね、ありがとう。と思いながらそのまま前を追います。

あとで聞いた話ですが、
この下りで私たちのトレインの後ろについていた選手のうち、
3人がオーバースピードでクラッシュしてしまっていたそうです。

それくらいチームメイトの下りは、キレているということです…..。

ちぎれずに、迷惑かけずに、下りきってホッとしたところで、
ゴールまで10kmあたりで前の集団が目の前に見えてきました。

そこから、みんなでローテーションしながら、
フルガスで先頭集団に追いつくことができました。

ここからあとは、私はタイム差なしでゴールすることと
チームメイトがステージを獲ることがミッションです。

風がとても強く、ラスト5kmほどで容認された逃げや
ラスト3kmでのチームメイトのシャーロットの逃げも
全てラスト1kmで吸収されて、最後はバンチスプリント。

そこで昨日に引き続き、セヴリンが3位!!!
すごい! Félicitations!

レース後は、みんなに本当にありがとう。
と握手をしながら一人ひとり伝えました。

私を総合順位が1番上だからということで
エースにしてくれ、サポートしてくれたチームメイト。

自分を犠牲にしてでも私の総合順位を守ってくれました。
本当に感謝してもしきれません。

チームみんなで、総合5位と
UCIポイントを獲ったんだなあと感じています。

そして、この6日間 7thステージ
ほぼ上りという設定のステージレースでの走り方も
とてもいい経験になりました。

まず、ステージレースで1番大切なのは、
武井 きょうすけ (Kyosuke Takei)コーチから
何度も言われているように
「続けること」だと私は思っています。

私は、スーパーマンじゃないので、
良い日もあれば悪い日もあります。

ゴールまで走り続けていれば、
得るものはありますが、失うものはありません。

そして、その次に大切なのは、
コンスタントに走ること。

悪い日でも大きく順位を下げないこと。

今回は、完全に3日目、4日目で出し切ってしまい、
5日目6日目は最悪でした。
それでも総合5位の結果は、チームメイトのサポートのおかげ
としか言いようがありません。

それも3日目、4日目の結果があったから、
総合5位をとれたのも事実。

みんなの力で走るということの経験ができたことは、
とても私にとって大事な経験でした。

捨て身でサポートするというのは、こういうことか。
とみんなに見せてもらった分、
私がアシストする番になった時は同じく捨て身で、
チームメイトをサポートしたいと心から思えました。

本当にありがとう。

これにて、今シーズンのステージレースは全て終了しました。

最後の最後でたくさんの学びがありました。

来シーズンへの大きな課題を持ち帰ることができました。

オフシーズンを過ごす高いモチベーションとともに次に繋げるだけです!!
日本からも応援ありがとうございました!!

次のレースは、9月11日 日曜日
熱い戦いが繰り広げられているブエルタエスパーニャの最終日に!
同じコースで女子のロードレースを行います!
スペインに行ってきます!

全てを力に変えて
與那嶺恵理は進みます!

Merci à tous! Mon équipe est très forte!
UCI2.2 France Tour de l’Ardeche 7Days
Final Stage 18th 2h52m58s +2m03
SAINT-SAUVEUR-DE-MONTAGUT – CRUAS (95,2 Km)
GC 5th 19h56m50s

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