UCI世界選手権 ドーハ タイムトライアル

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北米のサーキットで一番最初にチャンスをくれた
元チームメイトのアンバーが世界チャンピオンに。
そして私はアンバーから3分差。21位。

お話にならない、結果でした。
これまで走ったタイムトライアルレースで最低の走りでした。

シーズンの最後の締めくくりとして、
万全の準備と事前のトレーニングをして挑みました。
武井 きょうすけ コーチには、タイムトライアルバイクでの集中したトレーニング。
BIKE SHOP FORZA 新井店長には、少しでもタイムを削るための機材。
そして、ナショナルチームの皆さんには
ストレスなくレースに臨める環境を用意して頂きました。

それでも肝心の走る私の身体がダメでした。

走り出して1周目中盤までは、とても良かった。
気持ちもパワーもスピードにも乗っていました。
しかし1周目の後半のセクションから身体が一気にだるくなり。

そして、2周目はまさにナイトメアー、悪夢でした。

もちろん、40度を超える暑さもありました。
呼吸する空気は温風のようでした。

ただ、それよりも今までに感じたことのない
力の入らなさを感じました。

全身の倦怠感に襲われました。

自分でも何が起こったのかわからないくらい
パワーが出てきませんでした。

今まで何度もこの距離のタイムトライアルを走っているので、
ペース配分を間違ったわけではありません。

悪いなりにまとめることもできない。
苦しいよりも辛いレースでした。

そしてゴール後、座り込んでしまい、立ち上がれない状態になってしまいました。

こんなに低いパフォーマンスなのに、
この身体からのフィードバックには、自分自身も理解できませんでした。

自分史上最低の結果に、愕然としました。
ここまで、サポートしてもらって
こんな走りしかできない自分が情けなくて、情けなくて。

ホテルに戻り、ジャージを脱いだところで
今日の身体に力が入らなかった原因がわかりました。
生理がきていました。

私の生理はとにかく不順で、いつ来るか全く読めないうえに
私の場合、パフォーマンスにとても影響します。

レース前の1週間は、トレーニングの強度も量も減らしていたため、
生理からくる身体の重さに気付きませんでした。

ピルの服用を好まない自分の判断を続けた結果、
今まで生理コントロールを甘く見ていたツケが、
世界選手権で回ってきました。

こんなショボい走りをしてしまった自分が
本当に情けない。

弱いね。ってはっきり言ってください。

それでも、私は結果を出し続けないといけない。
それが未来に繋がることだから。

その為には、万全の準備と最高のトレーニングを積み重ねることしかない。
たくさん負けても、たくさん失敗しても、
常に自分をアップデートして、
挑戦し続けるしかないんですよね。

本音を言うと、これだけ賭けたレースで、
万全の調整、練習、機材、休養ができ。
こんなにも外すなんて、正直受け入れがたいです。

結果は現実、そして事実。
世界で21位。3分差。
お話にならない。それだけ。

どんな状況であっても、結果しか残りません。

ここで走れるチャンスがある喜びを感じながら
どのレースも悔いのない挑戦をし続けます。

この悔いと無念さは、世界選手権でしか晴らせないことも。

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