GP Samyn / Belgium

 

2017/3/1、GP Samyn。さて、クラシックレース2レースめ。
75位 / トップから4:15。

完走しかできない自分にすでに心が折れそうです。いや、心折れるほど最初から走れると思ってないので、笑うしかありません。。。

今日はレース直前に
序盤のコースが短縮されましたが、
そのおかげで(?)4箇所のパヴェ(石畳)を含む周回が1周回増え、
レース自体は112kmから100kmに。

前回も何回もちぎれては戻りを繰り返してしまったのですが、
今回は前回を上回るちぎれっぷりを発揮。
今日も無駄にパワーを使ってきました。
使うところを完全に間違えています。反省。。。

事前情報からも横風が強くて
エシャロンを組んでここで、アタックがかかる。
と言われて、わかっていても前に居てられない。
居られても、後ろから引っ張られるかのように下がりまた前に行って、の繰り返し。
レース中もRoxy に “always in front” と言われるも、いつの間にか後ろに。

そして、いつの間にか逃げができて、
いつの間にかレースが終わっているという流れ。
今日もゴールすることで精一杯。

日曜のレースはパヴェがあったものの
1箇所だけでしたが、
今日は4箇所のパヴェが含まれるコースを3周回したので、計12箇所。
ほぼ100%の確率で、パヴェを抜けた頃にはちぎれていました。
そこから前を追って、追いついたところでまた次のパヴェ。
はい、悪夢の無限ループ。

 

これが噂の、本場のパヴェか。。。と、十分堪能させていただきました。
レースのために舗装を直してないでしょ!とツッコミたくなるくらいのボコボコ感。
私もそのパヴェ並みに、ボコボコ感。

全く進まない。抜かされる抜かされる。
少し学習して、前でパヴェに入っても出る頃には後ろの方。
というなんとも情けない。
必死感は出ても、スピードは出ない。
というスパイラル。

手が抜けないようにハンドルをしっかり掴んだら、ブレーキにも手が伸ばせないくらいバイクが暴れます。
こうかな?どうかな?といろいろ試すも、レースで試すのがそもそも間違ってることに気づき、とにかく出来る限り速く走る。

最終ラップに入る頃には、手の皮がめくれて、
痛くてハンドルもしっかり握れないなあと思ってたら、ラスト7kmくらいで
居場所が悪くて、落車した選手に吸い込まれて、最後は一人旅。

ヨーロッパ来て、毎週、毎レース
天気悪いしこんなレースが続いたら、そら元気なくなるわ。ということを早くも理解できました。

それでも、今日も嬉しいことがあって。
良くも悪くもちぎれる時の顔ぶれは、同じなんですよね。
で、一緒に助け合ってまた前に追いつくってのを繰り返してると、連帯感というか親近感が出て来て、
“Eri GO” とかって名前覚えてくれてるんですよね。他のチームの選手に “Eri” って呼ばれて、こっちがびっくりしました!
自己紹介したことも話したこともない選手なのに!

読みやすくて、発音しやすい、
ファーストネームで良かったなあと
しみじみ思う今日この頃です。

まあもっと前で、もっともっと、
っていつも、どのレースでも思うんですけど
そんないきなり何でも出来たら、と自分をなぐさめております。

よくわからないですが、
チームマネージャーとしては、
思ってたよりも私が走れてるらしく、ご機嫌なので、
どんだけハードル低いねん!ってツッコミたくなりましたが、そこはぐっと堪えて。

もう頭は、次の移動とレース。
パスポート持ったか?エリ、早く!大丈夫か?って言われながら、移動中の電車内でこの文章を書いてます。

レースで必然的にハードな負荷がかかって、
コンディションは確実に上がって来てるので、
また次のレースは、しっかり働きたいと思います!!

次は、今年最初のWomen’s world tour
March 4 Saturday
“Strade Blanche”
ベルギーからスタッフは車で、
私たちは、レース後パリに移動して
明日の午後にパリから飛行機でイタリア入りです!

全てを力に変えて
與那嶺恵理は進みます!!

Comments are closed.