#GiroRosa Stage2 122.3km

#GiroRosa Stage2 122.3km
Result : Stage 25th +2’37 / GC 20th +3’49

2日目にして、上りのステージでした。
2級山岳に設定されてはいるものの、
約7kmかつ15、6%が出てくるうえに
スイッチバックが続く上りということで
セレクションが自然にかけられるステージだと簡単に予想がつきました。

レース前に昨日のTTTの反省と
今日のレースのミーティングを。

ミーティングの話は、もうここでは言えないです(汗)

レースでの作戦は、
危ない逃げ以外はチェックしなくていいってことと、
今日の重要な上りで、シャラと私を良いポジションで入れるように
みんなで位置どりすること。

ロキシー姉さんのおかげで、
チームの作戦もシンプルになってきて、
あとはみんなでレース中に話しながら
動きなさいってまとめてくれます。
さすが!パイセンって感じです。

というわけでレースはスタート。
ジロローザは、ワールドツアーチームではないイタリアのチームが多数出てるので、
ワールドツアーレースにしては、走力差があり、また今回は1チーム7人出場のため
意外と大きなプロトンでスタートしました。

相変わらず、最初の1時間くらいはプロトンで走るのになれないので、
居心地の良いところでのんびり。

たまにプロトンが伸び縮みをするも
そんなに焦らず、誰かチームメイトの近くで走ります。

そして、2人の逃げを許したプロトンは
セオリー通り、昨日のTTTでリーダージャージを持ってる
ボーエルがレースをコントロールします。

仕方ないのですが、
集団リンチに合ってるのか?!ってくらい
ボーエルだけが仕事します。
昨日に引き続きTTTをしてる感じでした。。。

そして、逃げをキャッチしてすぐに
この日の上りに向けての位置どりが始まります。
上りが始まるのは、4〜5kmの長いトンネルを抜けた90km地点から。
更にトンネル手前で街を通り過ぎるので道が狭くなるのです。

というわけで、70km地点くらいから集団がハイスピードになって、
その中でグルグル、グルグル位置どりが行われて、
「右によって!」とか「左!」とか
そんな感じで進みます。

私たちは、上りでシャラと私を良い位置にってことですが、
そんな全てをチームメイトに頼ることはなく。
まずは、自分でさささっと前まで行って、
そこにチームメイトがいれば、一緒に動く。
居なければ前にステイして、みんなが来るのを待ちます。
そう、いくらチームメイトが助けてくれると言っても、
ゴチャゴチャしてるプロトンの中でチームメイトの近くに行って、
結果そこにステイし続けるのは、自分の責任です。
今日もいつも通り、のらりくらり。
落車も起きて、前が詰まって、後ろから刺さってくるし、
全て自分の位置どりが悪いからんなんですけどね。
まあそれも事なきを得て、
道が狭くなる地点では、先頭10番手くらいにアージニーと上がって。
実はプロトン内で、結構名前を覚えてもらってて、
他のチームの選手から、「Eri, Stay left」 とか言われながら、前をキープ。
直後のちょっとした上りは、休んでスルスルっと後ろにちょっと下がりつつ、
とは言え下がりすぎず、
噂の長いトンネルに突入です。

そうそう、トンネル。
実はトンネル、ひとつじゃなくて、2つありまして。
ただでさえ、真っ暗なトンネルなのに、
ゆいいつ辺りをほんのり明るくしてくれてるライトが一箇所切れておりまして。
はい。なーんにも見えませんでした。目をつぶって走ってた訳ではなく、
トンネルが本当の真っ暗闇で。
そしてお決まりの落車。。。しかもプロトンの中盤より前で。。。
私は幸いにも同じくらいの位置でしたが
道の反対側にいたので、難を逃れました。
そして、ホッとする間もなく、次のトンネルへ。

実はこちらが長い長いトンネルで。
トンネル内は風が来ないので、
とにかく速い速い。
先頭の選手が、ガンガン、スピードをあげていく上、
とにかく暗いというのが怖くて怖くて。
しかもそのスピードで位置取りもしながら。。。
距離感というか視界の感覚が、外と暗闇じゃ違うんですよね。

もうとにかく、前で前で。
しかも安全なところで
チームメイトの近くで走るしかないのです。

トンネルが終われば、すぐに上りが始まります。
20番手くらいをキープして、とにかくいけるところまでいくしかありません。
斜度がきつくなったところから、
WM3のアシストの選手がいっきにセレクションをかけ始め、
あっという間に、集団は20人ほど。
その後ろは、ばらばら、ちぎれた選手が続きます。

これ以上ふるいに掛けず、そのままの状態でピークまで行ってください・・・
なんて私の淡い期待は、すぐに打ち砕かれ、
斜度のきつくなる手前でサーベロの選手がアタック。
そこで、また集団がセレクションされます。
チームメイトのシャラは、1番前に残り、
その後に7、8人、その後ろの10人くらいに私はなんとか残れました。
そのまま、KOMポイントを通過し、下りへ。

今日の下り、自分史上1番危ない下りでした。。。
ブラインドコーナーに、スイッチバック。
しかも逆バンクも多数で、砂利が浮いてたり。
10人くらいで頂上を通過したのですが、
もう下りで2人、1人、2人、1人、という具合にバラバラ。
私も一箇所、曲がりきれず、ヒヤリとした瞬間がありました。
こんなところでクラッシュする必要はないので、とにかく安全に。
下りのテクニックの差が、もろに出ました。
抜きつ、抜かれつ。
後ろから、速く行って!ってプッシュされましたが、
無理だよーって抜かしてもらって、
そのまま後ろに付いて下りました。

下りきったところで、
後ろからも下りで飛ばして追いついてきた選手もいて、
10人ちょっとの集団になっていました。
もうシャラは、1番前の集団にいますので、
私は何もヘルプすることができません。

そして、私の集団は、ラスト10kmほどで前のセカンドグループをキャッチして、
20人くらいのグループで今日も無事にゴール。

そして、エースのシャラは、
ステージ6位!!!これ、本当、すごい!

私も上りでちぎれたものの、コンディション自体は、
確実に今年の中で1番良い感触でジロローザを迎えることができています。

明日は、スプリンターステージ!!
フランスのロキシーで、ステージ優勝を狙います!!

全てを力に変えて、
與那嶺恵理は進みます!!

6/30 Stage1 : 11.5 km / TTT(Aquileia – Grado)
7/1 Stage2 : 122.3 km / Hills(Zoppola – Montereale Valcellina)
7/2 Stage3 : 100.0 km / Flat(San Fior – San Vendemanio)
7/3 Stage4 : 118.0 km / Flat(Occhiobello – Occhiobello)
7/4 Stage5 : 12.7 km / ITT(Sant’Elpido a mare – Sant’Elpido a mare)
7/5 Stage6 : 116.2 km / Flat(Roseto degli Abruzzi – Roseto degli Abruzzi)
7/6 Stage7 : 142.0 km / Hills(Isernia – Baronissi)
7/7 Stage8 : 141.8 km / Hills(Baronissi – Palinuro)
7/8 Stage9 : 122.3 km / Flat(Palinuro – Polla)
7/9 Stage10 : 124.0 km Hills(Torre del Greco – Torre del Greco)

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