#GiroRosa Stage9 122.3 km

#GiroRosa Stage9 122.3 km

Result : Stage 38th +0’00 / GC 23th +9’36

今日も無事にゴールできて、あと1日。
短いような長いような、今年のジロもあと1日。

9日目の今日は、
スプリンターステージとは言うものの、
前半に、約7kmと約13kmの緩い上りを通過してからの
後半がフラットという設定。

そして最初の上りが始まるのは、
スタートしてから10km地点。

はい。今日もいつもどおり最初からハイスピードで進みます。
はい。もうすでに死にそうで。
はい。上りの手前で落車が起きて、分断され。
私は、巻き込まれはしなかったものの
結構近くにいたものでペダルを外してストップ。
上り始めてる集団に追いついたところで、
休む間も無く、ハイスピードで上りは進み、
もう前に行く脚もなく、中盤で淡々と進むしかできません。

ガーミンを見ながら、あと何キロ。
よし。大丈夫。
あと何キロ、まだ大丈夫。と
思いながら、とにかく踏むだけ。

無事に上りを通過したと思う間も無く、
ハイスピードな下りで、一列棒状。
あああ、やばいと思っても
簡単に前をパスできるような下りではなく。。。
コーナーの連続で自分がどの辺りにいるのかもわからないまま、
前の選手を丁寧にフォローしながら下る以外できません。
とは言え下りの得意な選手ばっかりなわけでもなく、
中切れはどこかしこで起きておりまして。

そのまま下りきってすぐ、今日1番長い上りに入りました。
やっとそこで前が確認でき、
上り口の前の方で入った選手たちが、遠くに見えて、
そこから尻尾のように一列棒状、後方で下りに入った選手たちが繋がります。
そこでも中切れが起き、一気にここで集団は数を減らしました。

私は、下りを後ろで入った自分を悔いながらも
追いついた時には「一回休憩させて!」と叫びたいような状況で。
まずは、呼吸を整えて、大丈夫大丈夫って言い聞かせながら、
それでも暑さで意識が朦朧としてるようなしてないようなで。
ここでもあと何キロ、あと何キロと心で唱えながら。

ここですでに、チームメイト2人がドロップしてしまいました。
1番後ろにいた私がチームカーに戻って、ボトルを運んで。
集団内で待機しつつ「アタックかかりませんように」と心で祈っていたら、
チームメイトから「前にいけ」って声がかかります。
と同時にピークに向けて集団が活性化し始めて、
集団が一気にビヨーンと伸びておりまして。。。

で、なぜかオランダチャンプのジャージを身にまとったWM3の選手が、
ERI, Go !!! って言って前まで連れて行ってくれました。
(未だに、なんでかよくわからないのですが。嬉しい出来事でした♪)
前まで行ったところで、アタックがバンバンかかり始めます。

すでに脚は完全に終わってたのですが、
目の前のアタックを見逃すわけには行かず、とりあえず反応。捕まる。
カウンターでアタックがかかる。それにまた反応。
今日は出来れば逃げたかったので、
逃げに乗れるまでやってやるという気持ちでトライしたのですが、
5回目くらいで、もう反応できなくなり、
ちょうどそこで逃げが決まってしまいました。
ああ、今日も乗れなかった。と残念でしたが、
何もしないで乗れないのと
チャレンジして乗れないのとでは、全然違うので
今日はそういう日だったんだなと切り替えて、
また集団でレースを進めました。

アタックで削った脚は、もう限界でまたちょっと休憩。
この地点で上りは終わって、あとはほぼ平坦。
逃げもいつの間にか吸収されていました。
風が強く、横風区間で一列棒状になったりしながらも
特に何も起こることなく、レースは進み、
ラスト30kmあたりでアタックがありました。
私は、その時たまたますぐ近くにいたので
少し回復した脚で反応することも出来たのですが、
この局面でのチームオーダーは、最後のスプリントまでセーブして、
チームメイトのオードをフォローするとのこと。

自分のやりたいことと
チームのオーダーが違うことなんてしょっちゅうで、
これがロードレース。
また明日のチャンスのためにセーブして、チームメイトをフォロー。

集団もペースが緩んで、逃げとタイム差が約1分半まで開きます。
で、スプリンターを要するチーム、ステージ狙いのチームがお仕事開始です。
ゴールに向けて一気にペースをあげる集団の中、
私たちは、中ほどで待機してラストまでパワーセーブ。
オードを見つけて、前の方まで一緒に行けたところで、ラスト3km。
なんと、そこでやっと逃げを吸収。
結構ギリギリでした。

その後、前までチームを引っ張り上げてオードを先頭に入れたところで、
私はそのまま後ろから来た集団に飲み込まれてしまいます。
脚が何回も使い切っていた今日は、うまく最後まで一緒にいてあげられず、
それでももう一度、踏み直した時には、
オードも集団に飲み込まれていました。
近づいてもっと前に連れて行ってあげることもできず、
そのまま集団でゴール。

無事にゴールできたのは、まず良し。
でも、最後はもう少し良い位置どりとアシストができたなぁと感じつつ。
でもレース後、オードが「Good Job」って声をかけてくれました。ありがとう。

今日も逃げには乗れなかったのですが、チャレンジはできたこと。
今ままでスプリントステージでは、カオスな位置どりをすることなく、
安全にゴールしてたのですが、
今回のジロで、最後のスプリントが始まる前までの位置どりに
アシストとして挑戦できていること。
これは、かなり個人的に大きな収穫です!

さあ、明日は最終ステージ。
無事にゴールと、良いレースを。

そして、ステージ7日目に大クラッシュで
未だに意識を戻さないクラウディア選手とそのご家族への祈りを込めて。

全てを力に変えて、
與那嶺恵理は進みます!

6/30 Stage1 : 11.5 km / TTT(Aquileia – Grado)
7/1 Stage2 : 122.3 km / Hills(Zoppola – Montereale Valcellina)
7/2 Stage3 : 100.0 km / Flat(San Fior – San Vendemanio)
7/3 Stage4 : 118.0 km / Flat(Occhiobello – Occhiobello)
7/4 Stage5 : 12.7 km / ITT(Sant’Elpido a mare – Sant’Elpido a mare)
7/5 Stage6 : 116.2 km / Flat(Roseto degli Abruzzi – Roseto degli Abruzzi)
7/6 Stage7 : 142.0 km / Hills(Isernia – Baronissi)
7/7 Stage8 : 141.8 km / Hills(Baronissi – Palinuro)
7/8 Stage9 : 122.3 km / Flat(Palinuro – Polla)
7/9 Stage10 : 124.0 km Hills(Torre del Greco – Torre del Greco)

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