#GiroRosa Final Stage 10 124.0 km

#GiroRosa Final Stage 10 124.0 km
Result : Stage 46th +4’52 / GC 29th +14’28

まずは今年も無事に、
10日間を走り終えました。
日本からの応援、本当にありがとうございました!!

この10日間は、短いようで長い、
長いようで短い、なんとも言えない時間の流れ方があります。
もう1日目のTTTは、覚えてても
ロードレースは、どんなところを走ったか、
何日目はどうで、誰が勝って、私はどうだったか、
全く思い出せないのです。

今は、
終わってホッとした気持ちは半分、
自分自身の結果や走りに残念なのが半分です。

ここには書ききれないことも、たくさんありまして、
正直、心が何回も折れそうになりました。
いや、一回折れたのを、セロテープで貼って繋いだ感じです。

そして、最終日の今日は、
私たちのチームは、スタート時の7人からメンバーを減らし4人での出走。。。
こうしてみると、本当に10日間、
ゴールし続けるだけでも、大変だよなあと我ながら思うのであります。

去年はというと、自分のGCのために
アタックのフォローもする必要がなければ、
スプリントもタイム差なしでゴールすれば良いので、
今年の比べ、ストレスフリーで本当に楽だったなあと振り返る今日この頃。

という訳で、
最終日なので、一か八かで、逃げを許してくれる方に賭けて
絶対逃げに乗るぞと意気込んでスタート。
まあ同じことを考えてる選手はたくさんいて、
最初からバンバン、アタックがかかり、逃げが出ては戻りの繰り返し。
チームメイトも代わる代わる逃げをフォローしていましたが、
まさかの私は、メカトラ。
で、チームカーを待って、直してもらって、
チームカーの隊列を使って戻ってる間に、
チームメイトのアージニーが乗った逃げ6人くらいかな?ができていました。
しかし、私は逃げができてることも、
アージニーが乗ってることも知らず。。。
(この10日間、毎日私の無線だけ壊れていて、
インフォメーションのない中で走っておりました。。。)

なので集団は、少し、ほんの気持ちだけペースが緩んでいたので、
逃げができて、アージニーが乗ってるのを知らない私は、逃げたいのでアタック。
結局容認されず、また集団に戻ったところで、
逃げとのタイム差がある程度開いたのか
プロトンとの間に逃げに乗ってる選手のチームカーが前に上がって行きました。
ここに、自分のチームカーがいたので、
ああ、アージニーが乗ってるのか!逃げに!
と気づき、全てを理解しました。

と、直後に前に乗ってるチームの選手がアタック。
私は、それに反応。
そうすると何人かも同じく反応し、8人くらいのグループができました。
つまり、

ファーストグループ(ここにアージニー)
セカンドグループ(私ここ)
プロトン

という展開
ローテーションが始まり、このセカンドグループのみんなも意思が統一していて、
ファーストグループをキャッチして、
逃げ切りを狙っている模様。
もちろん、今日は逃げが決まる ということに賭けて逃げようと思っていたものの
まだレースは中盤。。。
これ、逃げ切れればいいけど、
もし吸収されたら、死ぬぞ。。。という脚の具合。

Dani King leads the chase on Stage 10 of the Giro Rosa – a 124 km road race, starting and finishing in Torre Del Greco on July 9, 2017, in Naples, Italy. (Photo by Sean Robinson/Velofocus.com)

そして、少し後ろと差が開いたところで
「ファーストグループにチームメイトがいるからワークしないよ」
って言ったら、
「私たちも前にチームメイトいるけどワークしてるの」
と、
みんななんか私と同じ状況と同じ考えだということをそこで理解。
どのチームが、何人前にいてというインフォメーションもわからずですが、
今ここで私が仕事しないで、このグループの逃げのローテーションが
ギクシャクしてすぐ捕まる方が良くないし、
もしファーストグループにジョインできれば私たちは、
カード2枚残せることの方がベターだと判断し、お仕事。

しかも、昨日前まで連れて行ってくれたWM3の選手も一緒のグループにいて、
「Eri!! Don’t look back just go ahead !!! 」って言われてもうとにかく
みんなで協調して進みました。
約2分あった差も1分を切るまでに近づいたところで、
後ろのメインプロトンがお仕事開始。。。
みるみるうちに、後ろが近づいてきて、
周回を3周ほど逃げグループで重ねたところで、吸収。
そのままのペースでファーストグループも追いかけられ、ラスト20kmほどで吸収。

ここから最後のハードな上りに向けて、スピードが落ちないまま進み、
上り手前のテクニカルな道と1kmほどのパヴェ区間で、
すでにセレクションがかけられ集団は分裂。

私は、もう逃げで脚を使ったため
全くついていけず、最後はグルペットでゴール。
逃げが決まることにかけて、今回初めて逃げに乗るという経験と引き替えに、
最終日にGCの順位を大きく落としてしまいました。
後悔というか、失敗したなという思いもありつつ、
チャレンジしないと自分のキャパシティもわからなかったわけで。

最後のグルペットでああダメだったなあと
落ち込みながらラスト3kmくらいを走っていたら、
同じグルペットのサンウェブの選手に、
「Are you ready for Ice Cream?? Today, Race for Ice Cream!! 」って声をかけられて、
あ、そうだ。彼女はチームでの仕事をしたから、
グルペットでもこんな嬉しそうなんだよなあ。とハッとして、
「私たちは、スタッフさんがPizzaを用意してくれてるの!」
って答えて、ゴールに向かいました。

そう、私だって、
この10日間、スプリンターの位置どりのアシストしたり、
エースにボトル運んだり、
何度もドロップしても、最後までエースに
何かあったらヘルプできるようにそのグループに戻って耐えたり、
十分やったよ。と少し、気持ちが楽になりました♪

これにて、無事にジロローザ10日間の全ステージが終了しました!

ここには書けない、いろんな想いと
たくさんの悔しさを抱えてのジロローザとなりました。

それでも、チームメイトのフォローをしたり、
クイーンステージで最後の最後まで残れたり、
順位的には昨年より悪いですが、
昨年よりも走れている感触があったのも事実。

まだまだ続くシーズンは止まらないし、私の成長も止まってる場合じゃありません。
そう。今回のジロローザも、その糧となったと実感しています。

全てを力に変えて、
與那嶺恵理は進みます!
今回のレースの模様を、cyclowiredさんがレポートしてくださっています。全てのステージでレポートが読めますので、こちらも合わせてご覧ください。
http://www.cyclowired.jp/tag/term/12678
6/30 Stage1 : 11.5 km / TTT(Aquileia – Grado)
7/1 Stage2 : 122.3 km / Hills(Zoppola – Montereale Valcellina)
7/2 Stage3 : 100.0 km / Flat(San Fior – San Vendemanio)
7/3 Stage4 : 118.0 km / Flat(Occhiobello – Occhiobello)
7/4 Stage5 : 12.7 km / ITT(Sant’Elpido a mare – Sant’Elpido a mare)
7/5 Stage6 : 116.2 km / Flat(Roseto degli Abruzzi – Roseto degli Abruzzi)
7/6 Stage7 : 142.0 km / Hills(Isernia – Baronissi)
7/7 Stage8 : 141.8 km / Hills(Baronissi – Palinuro)
7/8 Stage9 : 122.3 km / Flat(Palinuro – Polla)
7/9 Stage10 : 124.0 km Hills(Torre del Greco – Torre del Greco)

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