March 23th 2014
Z class 4位 / 62名 RESULT
5km×12lap (60km)
S class 17位 / 17名 RESULT
5km×8lap (40km)
【SUPPORT】
・メカニック BIKE SHOP FORZA 新井店長
・バイク フタバ商店 BMC teammachine SLR01
・ウェア WAVE ONE レジェフィットプロ半袖ジャージ/レジェフィットレーシングパンツ
Compresport Racing socks/Full Leg/Arm Sleeves
・グローブ OGK KABUTO PRG-3
・アイウェア OGK KABUTO Binato-Mini
・ヘルメット OGK KABUTO KOOFU WG-1
・サプリメント 日清ファルマ WGH pro
今回のレース。
冷静に今の弱い自分と向き合って、噛み合っていない何かを理解して、
前に進むために、振り返りと分析をする必要があった。
先週の初めから気持ちと身体がリンクせず、
日々のトレーニング、生活、全てにおいて何かが噛み合っていなかった。
こういう時は何をしても上手くいかない。全てが裏目に出る。
身体を休めるためにトレーニングを軽めにしても気持ちが休まっていなければ、
翌日に疲労が上手くとれていない。
かといって、トレーニングで負荷をかけても身体が思うように反応してくれない。
全てにおいて悪循環にはまってしまっているのは、自分でもよく理解していた。
しかし、日曜にレースがあることは変わらない。
レース前の金曜、土曜の練習は、心身ともに最悪。ただ「こなす」だけになってしまった。
何を目的に、何を得るのか。
最終目標の為に後退ではなく、1㎜でも前進させる。貪欲に。
前述したような気持ちと身体であったので、
今回のレーステーマは、
「悪い状態をどう自分でコントロールするか、できるか」
流れが悪い時は、クラッシュや落車をなぜか引き寄せてしまう。
それだけは絶対に気を付けなければいけない。
こういうときに限って、追い打ちをかけたように悪いことが起こる可能性が高くなる。
今回は、自分のレースに対する取り組み方に関して触れながら、
私なりのレポートを書きたいと思う。
【Zクラス】
修善寺のコースは、上りと下りしかなく、ごまかしがきかない。
また、初めて走るコースであったので、
・集団の流れを読むこと
・ペースの上がるところ下がるところをしっかり把握すること
を意識しながら、脚がある選手だけに集団が絞れるまで、大人しく待機して、
今日の自分のコンディションを考え、どういう走りをするかを考えながら序盤はスタートした。
しかし、予想以上に序盤からペースが速く、ついていくのでも精一杯であったが、
耐える場所、休む場所、脚を回す場所、ダンシングする場所、でメリハリをつけた。
段々、調子があがってくると信じながら。
周回を重ねるにつれて、コースにも慣れ、周りの選手の状況も把握できてきた。
しかし、今日の気持ちの余裕は悪い方に転ぶ。今日はツイていない日なんだということは頭に入れて、いつも以上に丁寧に丁寧にレースを走った。少しの気の緩みが命取りになる。
また、調子が良くない時は、ネガティブな考えしか出てこない。
こんなんじゃダメだ、身体が重い、ペースあげないで、etc……
そんな日もある。人間だから。
で終わるのじゃなく、じゃあどうする?一歩踏み込む成長のチャンス!と捉える。
自分の内面のことを観察してると、意外と周りのことも見え出してくるような気がした。
最終周回に入ると、やはり着を狙う選手の動きがピリピリしだして、
皆周りの呼吸とか脚をいきなり気にしだす雰囲気が流れる。
今日は、調子が悪いと自分の中で割り切れていたので、
自分の持ってる感覚、勘で、着を狙ってみよう!もしかしたら狙えるんじゃないか?と感じたので、少し前に出た選手に迷わず自分でブリッジをかけた。
下りからのホームストレートでゴールだったので、
本当に何も深く考えずに、感覚で、スプリントしてみたら、成功。
無心でペダルを回して、スーッとバイクがスピードに乗る気持ちいい瞬間があった。
前に3人逃げていたので、4着だったが、集団の中では頭をとれた。
悪いなりにまとめることができた。
【S class】
Zclass終了後、休む間もなく、ボトルに水をいれ、補給を補充して、即スタート。
すぐに、ちぎれるというのは、容易に予測できた。
それは今の自分のフィジカルレベルを現実的に数値でみればわかる。
しかし、ある程度のキョリを高い負荷で走った後に、さらに一段階上げる必要がある。
世界選で世界のトップと争うためには。
Sclassは、どう走ろうかではなく、
「どこまで引きずり回されてついていけるか」
という自分の現状と目標とするところとの距離を確かめるために走った。
もちろん、練習でできないことは、レースでもできない。
現状、上り区間で体重の4~5倍を操ることはできるが、5~6倍を操ることはできない。
ちぎれるのをわかった上で、レースを走るのは辛かったが、何の為かを自分で確認してスタートする。
案の定、1周目からアタックがかかり、集団からもちぎれてしまった。
集団が落ち着くのを期待しつつ、脚がなくなるのがわかってていても、
脚を使い切る負荷をかけて追い込む為だと言い聞かせて追う!
2周目に入るところで追いつき、そこからは意地でも集団から離れないようにするので精一杯。
結局、4周目に入る手前で一人旅となってしまった。
これも予想していたことだが、悔しい思いは変わらない。
ここからは、自分とパワーメーターとにらめっこして、とにかくレースを走り切る。
応援して下さる方の声は力になる。
また、データを冷静に直視すると、上り区間はほぼ4.5~5倍を維持しながら、下りもあるコースで、
1h20mのレース全体のパワーは、avg. 197 とほぼ4倍近く出ている。
数値としては、悪くない。
しかし、遅くてもコケてもゴールを目指すことが素晴らしい、そんな運動会みたいなことをやりたいわけじゃない自分には、本当に辛かった。
レースなのにレースを出来なかったのは悔しい。公開処刑のようだ。
が、現状の直視と、実際にどのレベルで走れるようにすればいいかのイメージを掴めた。
現在私がレースに出ることの位置づけは、
優勝することでも、満足することでも、気分よく走ることでもない。
それだったら勝てそうなレースにエントリーすればいいだけの話。
目標とする世界選手権で、最高のレースをするために必要な負荷をかけ、
レース勘とレーススキルを上げていくために出ている。
昇格制にも関わらず、JCRCのSclassで走らせて頂いていることだけで有り難い。
レース運営してくださった皆様、ありがとうございます。
自分にしかできない取り組みを、
自分を貫く姿勢で行っていくことには、もっと高い精神力が私には必要だ。
心・技・体が必ず揃っていなければ戦えないとよく言われるが、
若輩者ながら、少し身を持って感じられるそんな1週間となった。
ここからの立て直しが、非常に重要。
右肩上がりにするか、ブレたままでいるのか。
どう切り替えて、どうコントロールするかは自分にしかできない。
どうにかしてほしい、助けてほしいと言っても、
最終的に自分でどうにかするしかない部分であることは、理解できた。
もちろん、周りの支えはものすごく必要だ。その支えの「昇華の仕方」が自分に問われている。
今日も元気にレースができたことに感謝!
ありがとうございました!
與那嶺恵理
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うっかり八兵衛カップ MTB @茨城県常陸太田市 ふるさとの森 マウンテンバイクトレ-ル
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