#Boels Ladies Tour / Stage 5

#Boels Ladies Tour / Stage 5 53th +07’36 / GC 54th +12’37
今日は、なんと140km。
今年からワールドツアーのレース距離と時間が伸びているようで、
時間的には男子並みのレースになりつつあります。

スタートから40kmはフラット、ひたすらオランダを南下して
ベルギーとの国境ギリギリまで向かうため
リンブルグ州というところを走り抜けます。

そう、私の住むリンブルグ。全くみなさんの想像するオランダではありません!
アップダウンしかないのです。
というわけでタフな1日になりそうだなと思いながら、
私の脚は持つのかなあと弱気な朝。

今日もプレゼンテーションでインタビューされ、
「今日のプランは?」って、毎日のように尋ねられます。
今日は、住んでる近くを通って、
いつものトレーニングコースを走るので楽しみですって答えました。
(明日は、トップシークレットって答えよう!)

そして、スタート。
ニュートラルから、めちゃくちゃ狭い街中と道を通過して、
ニュートラルなのにまあまあ激しい位置どり。

そして、今日も位置どりをしっかり前に、前に。
ずーっとアタックとか展開が見える位置に。

ステージレースといえども、
序盤からアタックがバンバンかかります。
今回のレースは、結果だけではなく、世界選前にこの密集度かつ
トップ選手と走れる最後の機会なので、
そういう位置づけでレースをしようって決めてるので、
私もしっかり前でアタックに反応して。

アタックのフォローも何回かして、タイミングを見計らって
自分からも動いてみて、そこから逃げを作りたかったのですが、
逃したら逃したで、やっぱり追うのが大変なので
ほんとになかなか逃げを許してくれないんですよね。
1人とかなら許してくれるのですが。

今日も私のアタックから、各チームが乗った良い逃げが
あとちょっとで出来そうだったんですが、
自分からアタックを仕掛けたので
ローテを回せるようになるまで一呼吸置いてしまって、
うまくみんなで回り始めることが出来ず、すぐ吸収。
これは、自分でもほんとに惜しかったなあ。と後悔。

それでもまた切り替えて、
ここからパヴェの下りに、まさにリンブルグ!なアップダウン区間に突入します。

ここで、私は2本ともボトルがなくなり、
チームメイトも補給地点でみんなボトルが取れず、ボトル難民に。。。

ここで取りに行くのは、懸命じゃないのはわかってましたが、
それでもボトルがないとみんなも私も大変だしって思い、
後ろに下がって、ボトルを。
あとはみんなの分も。はい、5本。。。
ボトル5本。お腹とポケットに入れて。
そこから、集団は一列棒状になり、中切れ発生。
なので、オフィシャルカーを使ってプロトンまで戻れず。
中切れした集団で追いついたかと思ったら、上りが始まり、下りは1列棒状。
はい、ボトル背負ったまま10kmくらいアップダウンをこなしました。

チームメイトにボトルを渡して、
身軽になってホッとしたのも束の間、
そのまますぐにフィニッシュ地点の周回に入ります。

もう、ここで脚は終わってます。
でも今日1番ハードなのがこの周回。。。
いつちぎれるか自分との我慢くらべ。
緩んだ間に前に位置どりしても
上りですぐに飲み込まれて、下りで一列棒状、でまた上り。
はあ。もう今日はダメだってわかってても
できるところまで粘って、
ラストラップに入ってすぐにちぎれたのでした。

最後15km以上を一人旅。。。
ちぎれても、先にちぎれていた選手に後ろから追いつかれるのは悔しいし、
最後まで踏まないと良い練習にならないのでしっかり最後まで走ってゴール。
昨日レース中に話かけられたサンウェブの選手が唯一追いついてきて、一緒にゴール。
ゴール直後に「あなた強いんだから、明日は、集団に待機した方がいいよ。
そしたらもっと集団に残れるよ」って言われました。

はい、その通り!
でも、なんだかリザルトは悪いけど、
今年1番よく走れてるのを感じてるのと
世界選に向けて、下りに前で入る感覚とか
集団でずっと前にいることとか
いろいろトライできてるんで、今はいいのです。

あとは来年に向けて、
もっともっと、仕事を全うする走り方もできるようにしないとなのです。

しかし、なんと!
今日は、チームメイトのアージニーが6位
シャラが7位!
トップ10に2人も入ったので、
ボトルを運んだ甲斐がありました。


さあ、明日が最終ステージ!
最長の160km!
そして、今年最後のワールドツアーのレース。
今年最後のFDJでのレース。

最後まで気を抜かずに、
無事にゴールしたいと思います!

全てを力に変えて、
與那嶺恵理は進みます!

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