Asian Championship 2014 Road Race

race:15.7km×8Lap 125.6km
resulte: 25nd  タイム差なし  → result (JCFより)
20140602Asian Championship 2014 Road Race

 

【SUPPORT】
・メカニック   BIKE SHOP FORZA 新井店長
・バイク        フタバ商店 BMC teammachine SLR01
・ウェア    ナショナルチームジャージ
WAVEONE ストームジャケット
WAVEONE ウォームアップパンツ
Compresport Racing socks/Arm Sleeves
・グローブ   OGK KABUTO PRG-3
・アイウェア  OGK KABUTO  Binato-Mini
・ヘルメット   OGK KABUTO KOOFU WG-1
・サプリメント 日清ファルマ WGH pro
・日焼け止め Snipe
・Power Breathe エントリージャパン

まずは、感謝を。
無事にアジア選手権、全日程が終了しました。
ご支援下さっている皆様、関わって下さった全ての皆様、
有難うございました。

*******

アジア選手権、女子ロード。
これは、普通?本場?ヨーロッパ、
私が目標としている世界選手権と全く違う種目ではないか、
と目を疑うようなレースだ。

つまり、レース展開や何がレースで起こったか?
そんなことを書いても、世界に繋がらない。

今回は、何ができてて、何が自分に足りないか、
勝てない理由を考えます。

まず、私の目標である世界選で10位以内を獲るなら、
アジア選は力でねじ伏せることができなければならないレースだ
と私は思っている。
だから、ゴールスプリントになるならそれまでにスプリンターを消耗させる走りをするか、
ゴールスプリントにさせない展開を作れなければいけない。
私の場合、スプリントがないので。
それは、集団を引っかき回す、崩壊させる動きをし、
かつ最後まで勝てる脚があるフィジカルが必要。

レース中は、とても冷静にレースを走り、考えることができた。
しかし、どういう走りが正解だったのかはわからない。
ただ、勝てなかったという事実がある。
じゃあ、どうすれば勝てるかを考え、
勝つための行動を重ねていくしかない。

レースは、前日のジュニアの男女、
午前中のU23のレース展開を見て、
コースはとにかく風が強く、Uターンもあり、風が目まぐるしく変わり、
逃げが出来れば一気にタイム差が開いたり、
アタックが積極的にかかる、そういうレースが予想された。
しかし結局は、アタックがかかるもののすぐ集団に戻るという
まさにアジア選手権、という例年と同じ展開。
逃げの協調がとれないんですね。
皆、アタックはするものの、逃げれる力がないのと、
集団に吸収されても、そこからちぎれることはイヤだから。
1人で逃げた、逃げれたとしても、
その逃げに意味がなければ、ただのパフォーマンスにしかならない。

最初の1周で、レースの流れ、国や選手の考えている事を理解し、
こんなレースの走り方をするように切り替えた。

・日本から仕掛けるのは絶対ムダ。

→人数も少ないし、日本チームに協調を示す国はほぼない。
どれだけ何発もアタックをしたとしても、コースもペースも緩すぎて、
皆、身体が元気なのでスプリンターを温存しながら、余裕でついてこれる。

→それでもなお、攻撃し、タフな展開にしたところで、
人数が絞られた後の展開に、自分だけ、日本チームだけが、消耗して、
自分で自分の首を絞めることになる。
(これは今思うと、やってみても良かったかもしれない。自分を試すために。
勝ちにこだわって、する勇気がなかったですね。)

・どれだけペースが緩んでも、我慢。

→自分はもっと走れるんだ、こんなレースがしたいんじゃない、
と思ったとしても、レースを作るのは1人でも、1チームでもない。
1チームで流れを作れるくらいの力の差があれば別だけど。

という訳で、はっきりとオーダーがない限り、
自分でどうすれば勝てるか、勝てる確率があがるか、
そういう走りを冷静に落ち着いて考えていた。
これは1年で大きな成長だ。

そして、ちゃんとして逃げもなく、ほぼ展開もなく、
最終Lapに入って、どの国も自分の国のスプリンターを勝たせるための位置取りを始めた。
日本チームにはスプリンターがいないので、
着を狙う、勝ちに行くために、
一番確率が高いのは、

・スプリンターの後ろに位置取りをして、安全にゴールまで連れてってもらい、
自分も着を狙う、もしくは、まくって勝つ。

・スプリンターが耐えられない距離から仕掛けて、逃げる。

私が考えられたのはこの2択。
少しでもペースが上がったり、動きがあれば前者で、
皆が顔色を伺って、ラスト1㎞を切ってからのUターンまで何もなければ、
後者でいくことを決めた。
レースで最大で最高の負荷を自分にかけるために。
そして、自分で自分を試すために。
迷いなく。
結局ラスト200mくらいで吸収され、そこからズブズブ沈みました。
しかし、負けた悔しさより、
自分の弱さを自分自身で直視したことの悔しさが強かった。
身体の状態が良かっただけに、あと1分、30秒くらいかな、
同じパワーをキープできていたら決まっていた。
力でねじ伏せられた。

仕掛けるのが早すぎたとは思っていない。
自分のUターンのスキルと抜け出す瞬間の初速を考え、
ホームストレートまで我慢して仕掛けるよりは、私にはチャンスがあった。

組織力、チーム力ももちろん大切なのはわかる。
十分、理解している。
どうやって動けばいいか、セオリーも、セオリー通りでないことも、
ある程度はわかってる。つもり。
(間違った動きをして、一回お叱りを受けましたが…。)
最後は、1人ではなく日本チームで連携して行けば、良かったかもしれない。
そうすればもう一段ギアをかけて、発射できたかもしれない。
これも今後ナショナルチームでレースを走る時の私の課題だ。
1人では勝てない。1人ではレースを走れない。
自分がどういう走りができて、どこなら確実に仕留められるか。
自分で自分をよく理解して、そこに自信を持って、戦えるようにならなければ、
いつまでも勝てない。
勝っても負けても、なんとなく勝って、なんとなく負けましたにならないように。

そして、世界を見据えて、ワールドスタンダードのレベルを目指すなら、
今、もちろん経験もとても必要で重要だけど、
フィジカルが足りていないという現実も直視しないと。
フィジカルを高めるには、レースではなく、
パワーメーターとのにらめっこして、苦痛に耐えるしかない。
私はそう思ってる。
レースを「消化」ではなく、「昇華」するために。

負けたレースは得るものが多いというのは、確かで。
世界選に向けた取り組みを、より明確に真剣に進めていくことができそうです。
まずは、自分の強み弱みを知り、
こういう展開になれば実力を発揮できるというパターンを自分自身がよく理解し、
それを生かせるスキルとフィジカルを鍛え直す時がきました。
スプリンターではない自分の得意パターンを。
レースの最終局面までたどり着く、それができるフィジカルと一緒に。

今回は、全くいい結果が残せず、
自分自身、非常に残念です。
昨年同様、アジア選は私に強烈な悔しい思いを残してくれました。
世界選まで100日ちょっと。
何ができるか、何をするか。

與那嶺恵理

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