イタリア UCI ワールドツアー ジロ・ローザ / 2nd stage

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第二ステージも無事にゴール。
コンディションは生理とも重なり、底の状態が続く。

今日は80kmまでは2つのスプリントポイントを含み、
いくつかアップダウンを繰り返し、ラスト20kmから1度5kmほど上って下って
もう1度同じところを上り、さらに1kmほど上ってゴールというプロフィールだ。

Incredible speed….
今日のコメントはこれに尽きる。

ラスト20kmの上り始めからもちろんペースが上がる。

もちろんプロトンのフロントで入りたかったが、全然前に上がれない上に、
前ではアシストの選手が集団を伸ばしている。

上りのピーク手前までには前の集団に上がることができたが、
私はもういつちぎれてもおかしくないくらいレッドゾーンだ。

下り区間で中切れが起きたが
下りきって前のプロトンに辛うじて残ることができた。

ものすごいスピードだ。

そのままスピードは緩むことなく、
ほぼ一列の状態でラストの上りに入り、ボトムからまたペースアップ。

もちろん耐えたかったが、ラスト5km地点あたりでちぎれてしまう。
そして同じく千切れた選手とともにゴールまで向かうしかなかった。

34Tiffany Cromwell (Aus) Canyon SRAM Racing0:02:10
35Carolina Rodriguez Gutierrez (Mex) Astana Women’s Team
36Eri Yonamine (Jpn) Hagens Berman-Supoermint Pro Cycling Team

世界選手権、ワンデイレースでも経験したことのないスピードだった。
見たこともない、聞いたこともない名前の選手たちが
すごい勢いで前に登っていく。

その中にはドーピングで過去出場停止になっていた選手も含まれている。

必死でついていき、出てるパワーメーターの数値もtoo muchすぎて、
ガーミンは見ないことにした。
見るのはあと何キロでゴールかだけにした。

コースマップはとてもざっくりなのに、
レース中のキロ表示だけは正確すぎて、
ラスト3kmからゴールまでがとても長かった。

今の自分の実力と
ヨーロッパのレベルとの差を
痛いほど感じた。

はっきり言って、コンディションが底の状態の
自分ではお話にならない。

これがジロローザ、
これがヨーロッパのレースか
と日に日に痛感している。

前に上がるのも難しいし、
ロータリーや道がいきなり狭くなったりで
集団が伸び縮みする。

今はとにかく安全にレースを
冷静に運ぶことが大切だ。

レースでの位置どりが上手いチームメイトでも
位置どりに苦戦するほどの難しさである。

トップチームは常にトレインが組まれている。

今日のレース後は3時間の移動だった。
これも当然レースの一部だ。

明日からは、プロトンの中での位置どりをもっと自信を持って、
挑戦しなければいけない。失うものは何もない挑戦だから。

<今日のレースインサイド>
ここでもレース中に
背中のポケットから喘息薬を出して
吸引している選手を見た。

レース中に?!と驚いて、ガン見してしまった。

喘息の発作が出たからという訳ではない。
普通の顔で吸引していた。

どこまで蔓延していて、どこまで効果があって、
TUE申請をしているのかどうかは分かりかねるが、
薬は薬だ。

ここはイタリア。
どこまでもドーピングチェックは甘く機能していない。

しかもTUEを申請しなけれあば違反薬物として
最低限、2年間の出場停止。

毎日思うが、全て含めてレースだ。
私は、TUEに抵触する薬物は一切使わないと決めている。

そんな訳で、まだ3日間しか走っていないが、
初めてヨーロッパのサーキットを走ってみて、
今の私が、ここでは勝つのは難しいなと感じている。

それは決して落胆ではない。

どこまで食らいつけるか
毎日挑戦ができるなんて最高の機会だと
前向きに捉えている。

さあ明日も元気に挑戦です!!

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イタリア UCI ワールドツアー ジロ・ローザ 第2ステージ
110km ローリングセクションと細い道にきつい登り

ステージ 36位ゴール +2:10
総合GC 30位 +3:08

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